万引き犯の罪と罰 【画像ニュース】 まんだらけ画像公開の功罪とは?

世間を騒がせた、まんだらけ万引き事件の容疑者が
逮捕されました!
◆岩間和俊容疑者の罪と罰
逮捕されたのは千葉市のアルバイトの男性(50)です。
8月4日午後4時50分ごろ、まんだらけ中野店4階の
ショーウインドーから、ゼンマイで動く「鉄人28号」
(価格25万円)を盗んだ疑いが持たれています。
140819_まんだらけフィギュア.jpg
大胆にも、盗んだ品を中野区内の別の店に「身分証を
提示して」売却していたことから、容疑者として浮上
しました。
任意の事情聴取には「知らない」と容疑を否認して
いますが、まんだらけの防犯カメラに映った映像と
容疑者は極めて似ているということです。
12日には、犯人の母親らしい女性から「商品を返しに
行けば許してくれるのか?」という電話があっていま
したが、年齢的に無関係のようですね。
容疑の通りとなれば窃盗罪が成立し、刑法235条に
より10年以下の懲役または50万円以下の罰金刑と
なります。
◆画像公開の功罪
この事件では、万引き被害を受けたまんだらけ側が、
防犯カメラに映った男の顔にモザイクをかけた画像を
ホームページ上に掲載したことから、大きな反響を
呼びました。
140819_まんだらけ画像公開予告.jpeg
まんだらけは「12日までに返しに来ない場合は、
モザイクを外す」と警告しましたが、警視庁の
要請を受け、画像の公開は中止しました。
まんだらけの対応には賛否両論が巻き起こりました。
小売業者などは「小売店にとって万引きは死活
問題であり、抑止のためには仕方がない」と支持
する声が上がりました
一方、法律家からは「法治国家では私的制裁は禁じ
られており、やりすぎだ」と批判する声もありました。
◆まとめ
日本では、「かたき討ちなど」個人が他人に刑罰を
与えることは禁じられており、また、画像公開は
名誉棄損罪にあたる可能性もあります。
しかし、全国万引き犯罪防止機構の推計では、
2013年の被害額は837億円と推計され、小売業者
にとっては深刻な問題です。
警察も現行犯逮捕でなければ検挙は難しいという
現状から考えれば、小売店側が自衛策をとるのは
仕方ないことだと思われます。
少なくとも今回の画像公開予告により、警察はより
捜査に注力し、犯人は逮捕されました。そして
万引き犯が闊歩する現状に一石を投じました。
今回は、功罪の「功」の方が大きかったのでは
ないでしょうか?

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