陸上の早慶戦が行われ、仁川アジア大会代表の山縣亮太
(やまがたりょうた、慶大)選手が男子100メートルで
優勝する活躍などで、20年ぶりに慶応大が優勝しました。
◆20年ぶり早慶戦を制す
第90回を数える陸上の早慶戦は9月14日、神奈川・
日吉競技場で行われました。
仁川アジア大会代表で慶大主将を務める山縣亮太は男子
100メートルを10秒25(追い風0・2メートル)
で優勝する活躍などで、慶大を20年ぶりの優勝に導き
ました。
4年生の山縣亮太は、これで競走部を引退することと
なります。「意気込んで臨んだ大会。勝ててよかった」と
“最後のお勤め”を果たし、喜びをかみしめました。
(山縣亮太選手)
◆次の所属先は?
山縣亮太選手、卒業後の所属先は、精密機器大手の
セイコーホールディングスに決まっています。
セイコーは何と陸上部がない(!)企業ですが、
山縣選手は来春から単身渡米し、カリフォルニア州に
拠点を置く予定となっています。
現地でのコーチ、トレーナー、練習場など競技環境の
すべてを自分で整え、山縣選手のリクエストにセイコー
が応える形でさらなるレベルアップを目指します。
セイコー社は40年前の東京五輪で初めて公式計時を
担当しました。現在も国際陸連の公式パートナーで、
世界陸上の計時も担当しており、陸上界とのつながりが
強い企業です。
山縣は28歳で迎える東京五輪を集大成と考えており
その通り行けば数年後には陸上選手としては引退する
こととなります。
引退後も同社で働き続け、陸上界に貢献していきたい。
そんな思いがあっての決断だと思います。
(東京オリンピック当時)
◆まとめ
山縣選手、目前に迫った仁川アジア大会での目標は、
ずばり9秒台で「早く出してしまいたい」と自信を
のぞかせています。
もう一人のエース・桐生祥秀選手(18)は左太もも
裏肉離れで欠場が決まりましたが、惑うことなく
自分のレースに集中しているようです。
この秋、日本人初の9秒台を見る日は近いかも
しれません!
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