大阪維新の会の広田和美・大阪市議(51)が、大阪市福島区内に住む会社社長宛てに高級チョコレートを渡していたことが分かりました。
◆何があったのか?
広田和美・大阪市議は12日昼ごろに福島区内の会社を訪ね、ゴディバのチョコレートの詰め合わせ(12個入り、3千円相当)が入った紙袋を受付の従業員に渡しました。
広田市議は名刺を渡して名乗り、「社長が(前日の)パーティーに来ていただいたと思う。お世話になった。チョコレートです」と言って立ち去ったということです。
広田市議は、「社長と懇意にしている私の支持者から預かったものを渡しただけ。支持者が急に用事があって行けなくなったので代わりに置いてきた」と説明しています。
(広田和美・大阪市議)
◆広田和美・大阪市議の罪と罰
公職選挙法221条は、政治家が選挙区内の有権者に「金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務など」を供与することを禁じています。
上記に違反した場合は、3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金となります。
また、候補者などが違反した場合は刑が重くなり4年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金が科されることとなります。
(橋本市長と広田市議)
◆まとめ
広田市議の弁明通りだとすると、第三者から預かったものをたまたま有権者に渡しただけであり、「金銭・物品の供与」に当たらないのかもしれません。
しかし、広田市議は来春の統一地方選に出馬予定であり大阪維新の会の第1次公認に11日に選ばれたばかりです。
さらに、公認発表の政治資金パーティーに出席していた会社社長を翌日訪問して、預かりもののチョコレートを渡しています。
誰が広田市議の弁明を信じるというのでしょうか?
広田市議は「もっとちゃんと説明すればよかった。不注意だった」と語っています。
不注意な広田市議に中国の格言を贈ります。
「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」
(瓜の畑の中で靴を履き直すと、瓜を盗むと疑われる。また、李(すもも)の木の下で冠を被り直せば、李を盗むと疑われる)
格言を胸に、地域社会のために頑張ってほしいと思います。
コメント