軽トラックが小学校3年の女児3人に突っ込み、9歳の女児が意識不明の重体、他の2人が軽傷を負う事故がありました。
◆何があったのか?
9月17日午後1時30分すぎ、世田谷区代沢の路上で、直進中の軽トラックが誤って下校中の小学生の列に突っ込みました。
路上を歩いていた小学校3年の9歳の女子児童が軽トラックと電柱の間に挟まれ、病院に搬送されましたが、意識不明の重体となっています。
このほかに2人の児童もけがをしており、運転していた男も胸にけがをしている様子です。
(事故現場1)
◆61歳男の罪と罰
警視庁北沢署は軽トラックを運転していた都内に住む自称自営業の男(61)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕しました。
男は「大変なことをしてしまった」と容疑を認めているということです。
自動車運転処罰法は2014年5月に施行されたばかりの新しい法律です。
この法律ができる前は、刑法第211条の2により「自動車運転過失傷害罪」が用いられていました。
自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を負傷させた者は、自動車運転処罰法第5条により7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金となります。
その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる、とされていますが、残念ながら今回の事故ではこれは当てはまらないでしょう。
(事故現場2)
◆まとめ
事故は、軽トラックが直進していたところ、何らかの原因で右側にそれてしまったことが原因です。警察は、男の回復を待って、詳しく話を聞く方針です。
車の運転というのは、たくさんの人が当たり前のようにやっていることです。
しかし、一歩間違えばこのような大変な事故に結びつくということを、私たちは改めて認識しなければなりません。
まずは、女児の無事を切に祈りたいと思います。
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