茨城県小美玉市で、幼児2人に暴行して重傷を負わせたとして、除染作業員の男(25)と同居の食品加工アルバイトの女(26)が逮捕されました。
◆何があったのか?
容疑者2人はアパートで同居を始めた9月7日頃から21日までの間に、自宅で女の3歳の長男と2歳の長女の顔や腹・脚に対して、殴る蹴るなどの暴行を繰り返しました。
幼児2人の顔には十数箇所のあざなどがあり、古いあざもあったことから、2週間にわたって日常的に虐待されていたとみられ、全身打撲など全治1か月のけがを負っています。
今月21日、「いつも子供が泣いていて虐待かもしれない」と匿名の通報があり、茨城県警石岡署が両容疑者から事情を聞いていました。
容疑者2人は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
(事件現場アパート)
◆除染作業員の罪と罰
除染作業員の男は、無抵抗の幼児2人の顔、腹部、脚などに暴行を加え、全治1ヶ月の重傷を負わせているので傷害罪の成立は間違いありません。
傷害罪の刑罰は刑法204条により、15年以下の懲役または50万円以下の罰金刑となります。
そして、被害者の数は2名です。傷害罪が2件成立し併合されるため、懲役期間の最高は15年×1.5=22.5年となるでしょう。
罰金は単純に2件分が合算されます。
食品加工アルバイトの女の罪も同様です。
しかし、心情的な罪は、この女の方が大きいともいえます。
(石岡警察署)
◆まとめ
幼児2人の母親に当たる食品加工アルバイトの女は、除染作業員の男に「嫌われたくなかったからやった」と供述しているということです。
家に見知らぬ男がやってきて、自分たちに暴力をふるい出した時、唯一助けを求めることができるのが、この母親です。
その母親が自分たちを助けてくれず、同じように暴力をふるって来たときの子供たちの絶望は如何ばかりだったでしょうか?
当面は母親の資格はありません。
刑務所で、海よりも深く反省することを願います。
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