尾木ママが批判する公募校長とは?/元校長が経歴詐称

2014年10月15日、教育評論家の尾木ママが自身のブログで大阪市などが推進する公募校長について「リスク大きすぎ」と批判しました。
◆何があったのか?
きっかけとなったのは、大阪市の教育委員会が15日、公募採用した市立小学校の元校長男性が職歴を偽った
として告訴した件です。
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏は自身のブログで「民間人校長のリスク大きすぎる」と橋下市長肝いりの制度を批判しました。
今回告訴された男性は体調不良を理由とした職場放棄により、大阪市教育委員会より解任処分とされていました。
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◆公募校長とは?
小中学校などの校長を民間から公募する試みは全国的に見られますが、大阪府や大阪市は橋下徹氏の方針により、特に積極的に取り組まれています。
2014年4月時点で、民間人校長は全国に90人ほど存在し、うち、大阪市だけでその3分の1を占めています。
校長を公募し、外部人材を取り入れることにより、従来の発想に限定されない学校運営が実現し、多様化
する教育ニーズへ対応していくことが期待されます。
しかし、この理想とは裏腹に、万引きで懲戒免職されたり、セクハラ事件を起こす校長が出てくるなど、
問題が多発し、批判を浴びていました。
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◆まとめ
教育の主役は生徒たる子ども達であり、校長が不祥事を起こすことによる生徒への悪影響は心配です。
しかし、不祥事は教員出身の校長も起こしています。民間だからリスクが高い、教員出身だから安心、という
話ではないような気がします。
校長の重責を担う人材は、誰であろうと高い倫理観と教育にかける熱意が必要であるということだと思います。

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