2014年10月21日、生後3か月の長男に大やけどを負わせたとして、実父が逮捕されました。
◆生後3か月の長男に大やけど
逮捕されたのは、大阪市住吉区住む、無職の父親(27)です。
容疑は、2013年11月20日ごろと同28日ごろ、自宅で長男の愛琉(あいる)ちゃんの両足の裏や下半身に全治
14~20日のやけどを負わせた疑いです。
父親は「ストーブが原因だと思うが、わざとではない」と否認しており、同居の妻(23)は仕事で不在だったという事です。
愛琉ちゃんは今年1月、「入浴中に呼吸が弱まった」として搬送され、翌日に亡くなりました。原因は低酸素虚血性脳症で、やけどとの因果関係はないとされています。
(大阪府警住吉警察署)
◆27歳・無職父親の罪と罰
父親は無抵抗の乳児に大やけどを負わせた疑いが持たれています。
人の身体を傷害した者は、刑法第204条により、15年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
◆まとめ
虐待に関しては、児童虐待防止法というものがあり、これは児童虐待を定義し、通告義務や強制調査により
早期発見・再発防止を目指す法律となっています。
虐待を受けた乳児は、昨年12月、3カ月健診が未受診だったため、区役所職員が自宅を訪問して父親と2度面会していました。
この時は虐待を疑わせる状況ではなかったということですが、直前に大やけどを負った情報は、医療機関と
共有できていたのでしょうか。
役所や児童相談所の職員もそうですが、警察や学校、地域の住民に至るまで、それぞれの踏み込みが少しずつ
不足しているような気がします。
私たち一人ひとりがもう少しだけ意識することで、助けられる生命があると思います。
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