線路内に一升瓶を置いて電車に衝突させ緊急停車させたとして、56歳の男が警視庁に逮捕されました。
◆線路に一升瓶置き電車を緊急停止
逮捕されたのは、自称不動産管理業の56歳の男です。
男には2014年10月24日の夜、東京・世田谷区の京王線の下高井戸駅近くの踏切内で、線路の上に一升瓶を
立てて電車に衝突させた疑いが持たれています。
男は「幸せな人を見ると妨害したい気持ちになった」と容疑を認めています。この影響で、電車は緊急停車し、8分ほど遅れたということです。
警視庁は、男が今年8月以降この事件を含め4回にわたり、同じ踏切内に一升瓶を置き電車に衝突させたとみて
裏づけを進めています。
◆56歳不動産管理男の罪と罰
男は、危険なものを線路上に置き、京王電鉄の業務を妨害しています。
このような行為には威力業務妨害罪が成立し、刑法第234条により3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
また、男は、同じ犯罪行為を他に3回行った疑いが持たれています。
他の3回も池田容疑者の犯行と認定されれば、それぞれの威力業務妨害罪が成立し、これらは併合罪の関係となります。
刑期の上限は1.5倍とされ、3年×1.5=4.5年以内の懲役となります。罰金はそれぞれの金額が単純に合計されます。
(事件現場)
◆まとめ
10月の犯行について犯人逮捕に至ったきっかけは、やはり周辺の防犯カメラの映像でした。ほかの3回の犯行についても手がかりが映っている可能性があります。
犯罪発生を抑制するために、また、犯罪発生後は犯人逮捕を助けるために、計画的な防犯カメラの整備が必要な時代が来ているのかもしれません。
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