家賃収入があるのに、生活保護費およそ200万円をだまし取った疑いで、70歳の女が、警視庁に逮捕されました。
◆生活保護費で美味しいものをいっぱい
詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都豊島区に住む70歳の女です。
女は2012年4月から2013年7月にかけ、年金のほか、家賃収入およそ110万円を得ていたことを隠し、生活保護費およそ200万円をだまし取った疑いが持たれています。
女は「お寿司やとんかつ、蕎麦など、美味しいものがいっぱい食べたかった」と容疑を認めています。
◆70歳女の罪と罰
女は豊島区を欺いて、生活保護費およそ200万円の交付を受けています。
このような行為は詐欺罪を構成し、刑法第246条により10年以下の懲役が科されます。
なお、不正受給が過失による理由などであり、再犯の可能性が低いと思われるものについては、生活保護法第63条による不正受給金額の返還命令で済む場合があります。
(豊島区役所)
◆同じ種類の事件の判決
同じ種類の事件としては、2009年に福岡県中間市の職員らによる生活保護費不正受給事件がありました。
この事件は、福岡県中間市の職員が、同僚だった元市職員や受給者と共謀し、虚偽の調査書類を上司に提出するなどして、生活保護費計約112万円を不正受給させたものです。
2014年11月10日、福岡地裁小倉支部は、懲役4年の求刑に対し、懲役2年執行猶予4年の判決を言い渡しました。
◆まとめ
厚生労働省の調査によりますと、2012年度の生活保護の不正受給は、全国でおよそ4万1000件、金額は190億円を超えています。
不正受給の具体的内容では、働いて得た収入を全く申告しなかったケースが最も多く、全体の47%を占め、次いで年金を受け取っているのに申告しなかったケースが21%と続いています。
まさに今回の女のケースが最も多いパターンとなっているということです。
各自治体は不正受給を防ごうと、受給者の収入などを調査する態勢を強化していますが、まだまだ明るみに出ているのは氷山の一角に過ぎません。
生活保護費の財源は税金です。消費税を上げるのもいいですが、このような不正な支出を、限りなくゼロに抑え込む気迫も必要だと思います。
コメント
豊島区といえば池袋
池袋北口ラブホ街奥の旅館は
ナマポだらけが住んでいます。
パチンコしたり
一般人にタカリをしたり
最低のクズばかり
働けるんだから
ナマポ打ち切りしろよ
生保は難しい問題を含んでいます。
最終的には良識に頼るしかないのでしょうか。