2014年11月22日午前、千葉県成田市のアパートで、父親の首をナイフで刺した26歳の男が逮捕されました。
◆父親の首を刺し重傷
逮捕されたのは、男性の長男で26歳で会社員の男です。
この日、男の職場から父親(58)宛てに「息子さんが出勤しないから様子を見てほしい」と連絡が
ありました。
そこで、成田市吾妻にあるアパートに様子を見に行った際、男に首を果物ナイフのようなもので刺されたと見られています。
父親から「刺された」と119番通報があり、救急と警察官が駆けつけたところ、父親は首から血を流して倒れており、病院に運ばれましたが重傷です。
男は「自分が刺した」と犯行を認めています。
(事件があったアパート1)
◆26歳会社員の罪と罰
男は父親の首を果物ナイフのようなもので刺し、結果として重傷を負わせています。
このような行為は殺人罪を構成し、刑法第199条により死刑または無期もしくは5年以上の懲役刑となります。
また、殺人の実行をした結果、未遂に終わった場合でも、刑法第203条により罰せられることとなります。
この場合の刑罰は未遂だからと言って軽くなるわけではなく、殺人罪と同じ刑となります。ただし、刑法第43条により、その刑を減軽することができるとされています。
(事件があったアパート2)
◆まとめ
親子に何があったのかは分かりませんが、引きこもりがちな息子を叱咤激励する父親の姿が想像されます。
生まれてからずっと見守ってくれた父親をナイフで刺す行動にどのような意味があったというのでしょうか。
真実は捜査の進展や公判で明らかになってくると思われます。
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