【東京・板橋】32歳無職男の罪と罰〜 20歳女性の首絞め・鼻折り強盗

2014年8月、東京・板橋区の路上で帰宅途中の20歳の女性の首を絞めて失神させたうえ、顔を殴るなどの暴行を加えて現金を奪ったとして、無職の男が警視庁に逮捕されました。

◆20歳女性の首絞め強盗傷害

強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、板橋区在住で32歳の無職の男です。
男は8月、板橋区の路上で帰宅途中の20歳の女性に対し、いきなり後ろから首を絞め上げて失神させたうえ、顔を殴るなどの暴行を加えました。
そして、現金およそ1万2000円が入った財布を奪った疑いが持たれています。女性は鼻の骨を折るなど全治1か月の重傷です。
現場周辺の防犯カメラの映像などから、千木良容疑者の関与が浮上したということで、取り調べに対し「生活する金が欲しくてやった」と容疑を認めているということです。

◆32歳無職男の罪と罰

男は20歳の女性に対し、首を絞め上げて失神させたうえ顔を殴るなどの暴行により重傷を負わせ、現金およそ1万2000円が入った財布を奪った疑いが持たれています。
このような行為は強盗傷害罪を構成し、刑法第240条前段により無期又は6年以上の懲役が科されます。
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(事件現場)

◆同じ種類の事件

過去の同種の事件としては、2012年に香川県高松市で発生した強盗致傷事件が上げられます。
この事件で24歳の塗装工の男は、路上をバイクで走行中、女性の手提げバッグを奪おうとして女性を転倒させ、手や脚などに16日間のけがを負わせたとされています。
また、同じ年の8月~翌年5月にかけ、高松市内の路上で女性6人の体を触るなどし、強盗致傷と強制わいせつで起訴されました。
高松地裁は公判で「バイクで女性を引っ張って転倒させた犯行は危険で悪質。被害者の苦痛や恐怖は大きい」などと非難しました。
判決は、懲役7年の求刑に対し、懲役4年の実刑判決が言い渡されています。

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◆まとめ

男は今年8月、同様の手口の強盗事件で埼玉県警に逮捕されていて、埼玉県内であわせて6件の犯行に関与したとして起訴されています。
当時の取り調べに対し、男は「生活費が欲しくてやった。自分より弱いから女性を狙った」と供述しています。
強盗傷害は、無期懲役が含まれる重い罪状です。弱いものを狙う卑怯な男に酌むべき事情はありません。

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