2014年12月9日、NTTドコモの本社で刃物を振り回して暴れた男が逮捕されました。
◆NTTドコモ本社で刃物
暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都板橋区在住で65歳の無職の男です。
男は、9日午後1時半前、東京・千代田区の「山王パークタワー」に入っている携帯電話大手「NTTドコモ」の本社に、通話料金について苦情を言いに来ていました。
しかし突然、窓口の男性に対し、「ぶっ殺してやる」などと言って刃渡り20センチほどの包丁を振り回したという。
男はその場で警備員に取り押さえられ、現行犯逮捕されました。
男は取り調べに対し、「何も言うことはありません」と供述しているということで、警視庁が詳しいいきさつや動機を調べています。
(NTTドコモ本社)
◆ドコモ刃物男 の罪と刑罰
男は応対した男性社員に対し刃渡りおよそ20センチの柳刃包丁を振り回したということです。
刀剣類を用いて人の身体を傷害す行為は、暴力行為等処罰法に違反し、同法第1条の2により1年以上15年以下の懲役となります。
また、同法第2項では、未遂を罰するとされており、今回はこれに該当するのでしょうか。
未遂の刑罰は本罪と同じですが、刑法第43条により、その刑を減軽することが出来ます。
◆同じ種類の事件
同じ種類の事件としては、2012年に神奈川県で発生した暴力事件が上げられます。
この事件で31歳の男は、酒に酔った状態で包丁を所持し、小田急線百合ケ丘駅付近の路上で初対面の男性らに言いがかりを付け、包丁を示して脅迫しました。
横浜地裁川崎支部は、2年6か月の求刑に対し懲役1年6か月の実刑判決を言い渡しました。
なお、この時被告はすでに2年近く勾留されており、これらの日数が全て刑期に充てられたため、事実上刑が執行されず、男性は同日、横浜拘置支所から釈放されました。
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◆まとめ
今回の事件で、男は通話料金に関する苦情を言いに来ていたようです。
刃渡りおよそ20センチの柳刃包丁を持ってしてまで訴えたい苦情とは、一体なんだったのでしょうか?
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