2014年12月17日、群馬県の小学校に刃物男が侵入する事件がありました。
◆小学校に刃物で侵入
12月17日、午後0時半頃、群馬県高崎市常盤町の市立中央小学校(吉川英男校長)の職員から「刃物を持った男が入ってきた。職員5、6人で刃物を取り上げ、押さえつけている」と110番がありました。
群馬県警は、49歳の男を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕し、けが人はありませんでした。
男は折りたたみ式ナイフを4本持ち、校舎内の1階保健室付近まで入り込んだところを職員によって取り押さえられました。
(事件のあった中央小学校)
◆49歳刃物男の罪と刑罰
男は、ナイフを4本持ち、小学校校舎内の1階保健室付近まで入り込んだ疑いが持たれています。
このような行為は建造物侵入罪を構成し、刑法第130条により、3年以下の懲役または10万円以下の罰金が科されます。
また、ナイフの刃渡りによっては銃刀法違反の可能性もあり、その場合は同法第31条の18第3号により2年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
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◆過去の同じ種類の事件
過去の同じ種類の事件としては、2014年5月に石川県で発生した事件が上げられます。
この事件で31歳の男は、小学校の運動会の最中に乱入し、グラウンドで暴れましたが、保護者らに取り押さえられ、駆け付けた警察官に逮捕されました。
逮捕容疑は、建造物侵入および銃刀法違反でした。
男は犯行動機について「運動会ならたくさん人がいて、殺人ができると思った」「刑務所に入りたかった」と供述しています。
(事件現場)
◆まとめ
最近、小学校に行くと「刺又(さすまた)」が壁に据え付けられているのを目にしますが、今回の犯人も男性教諭によって刺又で取り押さえられたようです。
まさかこれを使うことがあるのだろうか、と思っていましたが、そのまさかです。
児童が傷けられる最悪の事態を防ぐことができたのは、不幸中の幸いでした。
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