同性婚は法律で認められるのか?杉森茜と一ノ瀬文香が来春挙式

女優の杉森茜(28)とタレントの一ノ瀬文香(34)が、来年4月19日、都内のレストランで「挙式・披露宴」を行うことが分かりました。

◆杉森茜と一ノ瀬文香が来春挙式

杉森茜は日本テレビ系「ウーマン・オン・ザ・プラネット」に出演しており、一ノ瀬文香はTBS系「サンデー・ジャポン」のコメンテーターなどで、それぞれ活躍中です。
2人は2012年10月、新宿のゲイバーで出会ったということで、実現すれば、芸能界では異例の同性婚となります。
一ノ瀬文香は2009年4月に週刊誌でレズビアンであることをカミングアウトし、杉森茜も「自分の中で9割以上は女性が好き」と発言していました。
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(杉森茜《左》と一ノ瀬文香《右》)

◆同性婚は法律で認められるのか?

日本国憲法第24条1項は「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し…」と定め、また、2項では「…法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して…」とし、結婚とは男性と女性が行うことを前提としています。
憲法がこの立場をとる以上、現行法で同性婚を認めるものはなく、憲法の意思に反する法律を新たに作ることも難しいといえます。
「必要であれば憲法を変更すればいいのではないか?」と思うかもしれませんが、日本の憲法は世界的に類を見ないほど変更のハードルが高く、現行憲法は制定以来、一度も変更されたことがありません。

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◆同性婚を法律で認めるメリット

同性婚を法律で認めるメリットはどこにあるのでしょうか?
婚姻の制度は、愛し合う二人の関係性を法的に形づくるという意味も大切ですが、経済的には遺産の相続権や扶養を受ける権利が発生します。
また、配偶者として医療保険の利用や年金の給付、税金の控除、労災補償の遺族給付など様々な権利を持つようになります。
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◆まとめ

現行法で同性婚は認められませんが、上記の経済的メリットに関しては養子縁組でもある程度享受できるため、同性愛者は養子縁組を行っている例が多いようです。
しかし、やはり「結婚」というのは特別な意味を持つもの。同性愛者たちの中には同性婚を認めるよう、活動している人もいらっしゃいます。
このような活動にとっては、杉森さんたちのような芸能人が挙式・披露宴を行い、メディアに取り上げられるというのはプラスに働きます。
このような事例が増え、同性婚に対する世間の理解が進めば、法制化や憲法改正が行われる日が来るかもしれません。

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