2014年12月26日、同居する息子(7)に足払いをかけて重傷を負わせたとして、父親が逮捕されました。
◆7歳息子を足払い意識不明
傷害の疑いで逮捕されたのは、さいたま市見沼区東大宮在住の無職の父親(41)です。
父親は、26日午後0時半ごろ、自宅で息子に足払いをかけて床に倒し、腹を殴るなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫などの重傷を負わせたということです。
息子は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、命に別条はありません。父親は息子とその祖父の3人暮らしでした。
父親は「生活態度や返事をしないことに腹を立ててやった」などと話し、容疑を認めています。
(事件現場1)
◆41歳無職父親の罪と刑罰
父親は、自宅で息子に足払いをかけて床に倒し、腹を殴るなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫などの重傷を負わせました。
この行為は傷害罪を構成し、刑法第204条により、15年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
(事件現場2)
◆過去の類似した事件
過去の類似した事件としては、2014年3月に大阪で発生した虐待事件が上げられます。
この事件で37歳の無職の父親は、東大阪市の当時の自宅で、次女を壁や扉に打ちつけて、頭に硬膜下血腫などのけがを負わせたとして起訴されました。
大阪地裁は公判で、「身を守るすべのない女児に日常的に虐待を加えていた。後遺症となる可能性が高い」「自らの感情を女児にぶつけた動機に酌むべき点はない」と非難しました。
判決は、懲役3年の求刑に対し、懲役2年6ヶ月の実刑判決が言い渡されました。
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◆まとめ
今回の容疑者は41歳の父親で無職。大阪の事件では37歳の父親が無職。これ以外にも児童虐待の加害者が父親であった場合、無職である割合が高いように感じます。
働く気がないのか、働きたくても仕事が見つからないのか分かりませんが、児童虐待と相関性があるのならば無視はできません。
長期的には、景気回復や経済成長が、虐待をなくす有効な手段なのかもしれません。
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