2014年12月29日、コンビニエンスストアの店員を脅して土下座させたとして、男女4人が逮捕されました。
◆コンビニ土下座in北海道・釧路
強要の疑いで逮捕されたのは、釧路市若竹町在住の38歳の飲食店経営者ら男女4人です。
容疑者らは12月28日午前5時5分ごろ、釧路市内の「セブンイレブン武佐1丁目店」で、セルフサービス式のドリップコーヒーを購入し、10代の女性店員に操作を依頼しました。
その際、店員がホットコーヒーを出したところ、「アイスコーヒーを頼んだだろ」などと因縁をつけ、「若いやつ何十人も連れてくるわ」と脅し、約25分間正座させ、土下座を強要した疑いが持たれています。
来店した客が騒動に気付き、近所の住民を通じて警察に通報しました。1人を除き、3人は容疑を認めています。
（事件があったコンビニエンスストア1）
◆38歳飲食店経営者らの罪と刑罰
容疑者らは釧路市内のコンビニで10代の女性店員に因縁をつけ、「若いやつ何十人も連れてくるわ」と脅し、約25分間正座させ、土下座を強要した疑いが持たれています。
相手に危害を加える旨を告知して脅迫し、人に義務のないことを行わせる行為は、刑法第223条の強要罪を構成し、3年以下の懲役が科されます。
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◆過去の類似した事件
コンビニ土下座といえば、2014年9月に発生した、大阪府茨木市のファミリーマートでの事件が思いだされます。
この事件では、来店した男女が店員の態度に言いがかりをつけて土下座させたり、お詫びとして「たばこ6カートン」を要求したりして、男女4人が恐喝容疑で逮捕されました。
大阪地裁は、4人のうち成人3人に対し、「執拗な脅迫は悪質だが、被害者と示談している」として懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。
しかし、土下座の様子を撮影した動画をインターネットサイトに投稿した10代の娘だけは中等少年院に送致されました。
（事件があったコンビニエンスストア2）
◆まとめ
釧路事件の容疑者らは、大阪の土下座事件を知らなかったのでしょうか？
知っていたら「コンビニで土下座を強要する行為」が、どれだけ世間に注目され、実際に警察が動き、裁判所が有罪判決を出すことが分かったはずです。
ニュースや新聞には目を通した方が良いということです。
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