2015年1月22日、徳永英明さん(53)が都内で行ったライブで、カバーアルバム「VOCALIST」シリーズを終えることを発表しました。
《VOCALIST》終了
「VOCALIST」シリーズは2005年にスタート。今月21日に6作目を発表し、累計600万枚を売り上げた大ヒットシリーズとなりました。
シリーズ10年の節目で大きな区切りを付けた徳永さんは、「1度封印します。今年いっぱいは、カバー曲をリスペクトしてたくさん歌っていこうと思います」と話しました。
言葉通り、この日のライブは全曲をカバー曲で構成し、ギターと鍵盤だけのシンプルな編成でファンを魅了しましたが、なぜ、人気のあるカバー曲を封印することになったのでしょうか?
そろそろ本業(オリジナル)に
徳永さんは周囲には、「(今後は)オリジナル曲に専念したい」と話しているということです。
最近でこそカバー曲が目立つ徳永さんですが、元々はオリジナル曲主体のミュージシャンであり、「輝きながら」「夢を信じて」「壊れかけのRadio」など数々の名曲を残しています。
徳永さんの独特の声は、カバー曲でも自分の世界に変換する事が出来てしまうため評判がよく、徳永さんも気持ちよく歌っていたのでしょうが、そろそろ本業(オリジナル)に戻りたい、というのが理由の一つなのでしょう。
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終了理由は「カバーばかり」という批判なのか?
もう一つ、最近はカバー曲ばかり歌っている印象が強い徳永さんに対し、ネットを中心に「歌手としてのプライドはないのか?」という批判が展開されているようです。
このような批判をいちいち気にしていては仕方ないでしょうが、徳永さんの歌手としてのプライドはオリジナルもカバーも両方出来る、という前提の上に成り立っているのだと思います。
最近はカバーに比重が傾いてしまっていたものを真中まで戻し、「徳永英明」というミュージシャンのバランスを取り直そうと考えたのではないでしょうか?
まとめ
シリーズの最終作となった「VOCALIST 6」には、山口百恵さんの名曲「さよならの向こう側」が収録され、以下のように歌われています。
Last song for you , Last song for you 約束なしのお別れです
Last song for you , Last song for you 今度はいつとは言えません
人気シリーズを終える徳永さんの心情を代弁するような歌詞だと思います。
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