後藤健二さん母の記者会見で感じた7つの疑問点【違和感まとめ】

2015年1月23日、イスラム国とみられるグループに拘束されたジャーナリスト、後藤健二さん(47)の実母、石堂順子さんが、日本外国特派員協会で記者会見しました。
母として後藤さんの身を案じ、日本国民へ迷惑をかけたことを謝罪する姿は同情を禁じ得ませんが、この会見は全体的に違和感があり、以下の7つの疑問点が残りました。
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1.後藤さんと苗字が異なる

これは、石堂さんが離婚・再婚されているか、後藤さんが婿養子に入っているかが考えられます。

2.後藤さんの妻と話したことがなかった

「(後藤さんの)嫁と名乗る人」と初めて電話で話したということだったので、後藤さんの妻と話したことがないか、妻がいたことを知らなかった可能性があります。

3.孫が生まれたことを知らなかった

後藤さんと妻との間に生後間もない子どもがいることを明かし「子どもを守ってあげるのは親しかいない。正義感に燃えていても(シリアに行くのは)解せない」と語りましたが、孫が生まれたことは昨日知ったばかりでした。

4.反原発の主張

会見の主旨は、後藤さん達の開放をイスラム国へ訴えることと考えられますが、原子力発電に対する意見が多いように感じられました。

5.環境保護に関する主張

原発と同じく、環境保護に対する意見が多いように感じられました。

6.世界平和に関する主張

これは、暴力的なイスラム国と少しは関連するかもしれませんが、憲法9条の話や広島・長崎の話など、少し話が大きすぎる印象でした。

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7.記者の質問と回答が合っていない

「日本政府から何か連絡がありましたか?」という質問に「イスラムの子どもたちが日本で学びたいのならば、自宅を開放する」と答えるなど、全体的に質問と回答のギャップがありました。

最後に

最後の言葉は「地球のために力を合わせて頑張ります」でした。
時と場所を選べば素晴らしい言葉なのですが、イスラム国が提示した期限まで残り数時間という状況の中で、緊迫した感じはありません。
イスラム国に「人質解放」というメッセージが届けばよいのですが。
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