池内さおり共産党議員のtwitter発言・3つの問題点【日本人人質事件】

2015年1月25日、イスラム国による日本人人質事件に関連して、共産党の池内さおり衆議院議員がtwitterで発言した内容が波紋を呼んでいます。

twitterの内容

この夜は、人質事件に関連して、ジャーナリスト後藤さんの新しい映像が確認されましたが、その内容は、もう一人の人質である湯川さんの安否が絶望視されるものとなっていました。
これに対し、池内議員はtwitterに以下の投稿を行いました。
『こんなにも許せないと心の底から思った政権はない。 「ゴンゴドウダン」などと、壊れたテープレコーダーの様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権。 安倍政権の存続こそ、言語道断。 本当に悲しく、やりきれない夜。眠れない。』
この発言には以下の問題点があると考えられます。
150125_池内さおり議員.jpg

ツイートのタイミング

第1はツイートのタイミングです。
湯川さんの安否は正確に確認されていませんが、少なくとも後藤さんはまだ無事であると考えられています。
しかし、後藤さんは依然として極めて危険な状況に置かれており、イスラム国は何がきっかけで暴走するか分からない状態です。
テロリスト達は、新しいメッセージを受け取った後の日本の出方を慎重に見極めようとしている時期であり、人質を守る立場の国会議員である人間が軽々しく動くべきではありません。

手段としてのtwitter

第2は手段としてtwitterを使ったことです。
テロリストたちはインターネットを駆使し、SNSの情報なども細目にチェックしていると言われています。
21日に投稿された、山本太郎議員による「2億ドルの支援を中止し、人質を救出してください」というツイートは、イスラム国のメンバーにリツイートされ、拡散されています。
ツイートの内容は、池内氏や山本氏の思いつきの意見であっても、twitterの情報は瞬時に世界に拡散され、「日本の国会議員の見解」としてイスラム国や周辺国、日本の同盟国にも伝わってしまうのです。
150125_池内さおり議員ツイート.jpg
(池内さおり衆議院議員)

政権批判の材料

第3の問題点は、人質事件を政権批判の材料としていることです。
野党である共産党の使命は、巨大与党である自民党の行動をチェックする事であることは間違いありません。
しかし、今回の事件の本質は、イスラム国というテロリスト集団が日本人を誘拐し要求を通そうとしていることに対し、日本という国家がどのように対抗するのか、というものです。
そして、今やるべきことは政権の批判ではなく、政府・国民が一丸となって「テロは許さない」という姿勢を見せ、日本人を誘拐しても割が合わないことを知らしめることだと思います。
衆議院議員が足並みを崩すようなことをすると、テロリストにつけ込むすきを与え、第2・第3の事件を誘発することとなってしまいます。

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まとめ

テロリストは、後藤さんを解放する新たな条件として、自爆テロの共謀罪で、ヨルダンで収監中のイラク人、サジダ・アルリシャウィ死刑囚を釈放させるよう要求しました。
また、日本の国会議員が「ヨルダン政府さん死刑数を釈放してください」というツイートをしないことを祈ります。

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