川崎市の河川敷で、中学1年生の男子生徒が犠牲となった事件で、3人の少年が逮捕され、少しずつ供述が出てきました。
供述が散発的に出て当時の状況が分かりづらいため、ここで最新の供述をまとめたいと思います。
リーダー格の18歳少年
実行犯と見られるリーダー格の18歳少年は、「当時のことは今は話さない」と語り、犯行に対する否定を続けています。
まず、事件があったとみられる2月20日午前2時ごろには「家にいた」と話しており、「現場には行っていない」と供述しています。
しかし、職人の17歳少年が「現場に向かったのは18歳と無職の17歳少年」と供述しており、アリバイは脆くも崩れ去っています。
「（被害生徒は）俺に殴られたことを告げ口した。恨みがある」と話していたことが、友人らの証言で明らかになっており、犯行動機もそろっているようです。
職人の17歳少年
少年ら3人は事件前日の夜に集まって飲酒をしていますが、これは職人の17歳少年宅であったことが分かりました。
堂々と飲酒が出来たという事は、家族が不在だったのでしょうか？または3人の中で唯一仕事を持ってるようなので、一人暮らしをしていたのかもしれません。
また、事件現場の河川敷では、18歳少年に「お前は向こうへ行ってろ」と言われ、その場をいったん離れ、近くのコンビニ店にいたと説明しています。
その後、河川敷に戻ると、被害生徒が首から血を流して倒れ、そばに18歳少年が刃物を持って立っていたため、「やめろ」と駆け寄りました。
しかし、18歳少年に押し倒されて馬乗りになられ、「てめえ、殺すぞ」と刃物を突きつけられましたが、無職の17歳少年が仲裁に入って助けてくれたということです。
現場付近トイレの火事については、「他の2人が服などを燃やしていたが、自分はトイレの外にいた」と話しています。
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無職の17歳少年
少年ら3人が集まって飲酒をしていた際、被害生徒からLINEで「先輩遊びましょうよ」と連絡が来ましたが、これは無職の17歳少年に来ていたことが分かりました。
被害生徒に恨みを持つ18歳少年がこのことを知り、無職17歳少年に指示を出し、被害生徒を誘い出したのだと思います。
そのためか、遺体が見つかった翌日、無職少年はLINEに、「俺のせいだよ!!」、「本当にごめんな（泣）」などと書き込んでいました。
また、事件後、「リーダー格の18歳の少年の指示でライター用のオイルを買い、（被害生徒の）服を燃やした」と供述しています。
無職少年が服を燃やしたという事実は間違いなさそうです。
まとめ
事件に関する供述をまとめていくと、18歳少年が首謀し、17歳の2人が従う構図が浮かび上がってきます。
しかし、ここまで証拠や証言が揃っているにも関わらず、なぜ18歳少年は否定を続けるのでしょうか？
まだ解明できていない真実が隠されている可能性があります。
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