2015年3月8日、和歌山県で、女子児童の着替え姿を盗撮したとして、現役小学校教師が逮捕されました。
着替え中の女児を盗撮
和歌山県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、和歌山市立・紀伊小学校の25歳の男性教諭です。
男性教諭は3月8日午後0時半ごろ、和歌山市手平の多目的ホール「和歌山ビッグホエール」観客席で、着替え中の小学生女子児童をビデオカメラで盗撮した疑いが持たれています。
同ホールで行われていたミニバスケットボール近畿大会の関係者が、教諭の撮影に気付き110番し、駆け付けた和歌山東警察署員がその場で取り押さえました。
カメラには着替えをする複数の女児の姿が映っており、教諭は「間違いありません」と容疑を認めています。
（和歌山ビッグホエール）
25歳小学校教師の罪と刑罰
男性教諭は和歌山市内の多目的ホール観客席で、着替え中の小学生女子児童をビデオカメラで盗撮した疑いが持たれています。
和歌山県迷惑防止条例第4条第3項は、更衣室など衣服の全部または一部を着けない状態でいる場所にいる人に対し、撮影したりすることを禁止しています。
これに違反した者は、同条例第18条第2項により、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
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過去の事件の裁判例
類似した事件の裁判例としては、2012年に石川県の小学校教師が、勤務先の更衣室で女性教諭を盗撮した事件がありました。
教師は無罪を主張しましたが、教師の自宅PCに被害者の盗撮画像の閲覧履歴があったことなどから、金沢地裁は「被告が犯人でなければ説明が極めて困難」と判断しました。
判決は、懲役1年6ヶ月の求刑に対し、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年が言い渡されました。
まとめ
石川県の事件では被害者は同僚の女性教師でしたが、今回の和歌山県の事件の被害者は女子小学生です。
小学校教師という立場から見ても、今回の方が罪は重いと思います。
いつも思うのですが、このような事件が起きた時、学校は教え子の生徒たちに、事件をどのように説明するのでしょうか？
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