宮城県大衡村の跡部昌洋 村長(66)が、近くセクハラで提訴されることが分かりました。
現職首長がセクハラで提訴
セクハラの被害に遭ったのは、大衡村の女性職員です。
女性職員によると、跡部村長は2014年4月、県選出国会議員へのあいさつ回りで上京した際、宿泊先のホテルで、同行した女性職員に性行為を迫りました。
その後も跡部村長は、出張先や検査入院した病院の個室などで、計10回以上性行為を求めてきたということです。
さらに村長は、関係を強いる誓約書に署名・押印させたうえで、村長が所有するアパートの合鍵を渡してきました。
そのほか、「2人でお酒を飲もう」「そのような態度では異動させる」といったメール約1500通を職員の携帯電話に送ったということです。
(跡部昌洋 村長・画像)
跡部昌洋 村長の罪と刑罰
代理人弁護士によると、女性職員は跡部村長に対し、1000万円の損害賠償を求める訴えを近く仙台地裁に起こすということです。
現職首長に対するセクハラ訴訟は全国的にも極めて異例となっています。
跡部村長の刑事責任としては、「そのような態度では異動させる」という言動や、関係を強いる誓約書に署名・押印させた行為は、強要罪が成立する余地があると思います。
その他、身体的接触があれば強制わいせつ罪などが成立する可能性があります。
強要罪は刑法第223条により3年以下の懲役、強制わいせつ罪は刑法第176条により6ヶ月以上10年以下の懲役が科されます。
スポンサードリンク
村ぐるみの犯行
女性職員がメールなどを無視すると、跡部村長は業務の決裁を拒否するなどしました。
職員は上司に相談しましたが、あり得ないことに「聞かなかったことにしてほしい」などと取り合ってもらえなかったということです。
また、3月10日の村議会定例会の一般質問で、「セクハラ行為をしていないか」と質問されましたが、跡部村長は「当然していない」と答弁しました。
さらに村側も「セクハラもパワハラも起きていない」と答えたということです。村長のみならず、村議会や村役場も一体となってセクハラを黙認した事実が浮かび上がります。
まとめ
2013年、大衡村では水道事業担当の元職員による公金着服事件が起こり、跡部村長と村幹部の3人は、虚偽有印公文書作成・行使と犯人隠避の疑いで書類送検されています。
この頃から、村長と村役場が一体となって不正を働く土壌は出来ていた訳です。
これ以上、跡部昌洋 村長の暴走を許せば、女性職員だけではなく村の住民全体が被害者となりかねません。
(関連記事)
跡部昌洋村長・最新ニュース!3週間ぶり記者会見の3つのポイント
宮城県大衡村セクハラ事件【まとめ前編】跡部村長の隆盛とつまづき
宮城県大衡村セクハラ事件【まとめ後編】跡部村長の転落と衰退
宮城県大衡村・跡部氏辞任による村長選決定!新村長は誰がよい?
大衡村・村長セクハラ事件【最新情報】女性職員には家族がいた!
大衡村 跡部昌洋村長が辞職!新村長には伊藤俊幸副村長が昇格か?
大衡村 跡部昌洋村長・村議会を解散!女性職員に対するセクハラ問題
跡部昌洋村長・セクハラ相手の女性職員から正式提訴!副村長も?
コメント