2015年3月20日、さいたま市で、孫の男児を刺して死亡させたとして、実の祖母が逮捕されました。
孫の1歳男児を刺殺
殺人未遂の容疑で逮捕されたのは、さいたま市南区在住の65歳の祖母です。
祖母は、3月20日の午後2時から4時ごろまでの間に、自宅で孫(1歳3ヶ月)の腹を刃物で刺した疑いが持たれています。
孫は搬送先の病院で死亡が確認され、埼玉県警浦和署は容疑を殺人に切り替え、動機を調べています。
(事件現場)
長女の外出中の惨事
祖母は夫と長女、犠牲となった孫との4人暮らしで、事件当時は長女の外出中に孫の面倒を見ていました。
帰宅した長女が、午後4時過ぎ、「母が息子を刺した」と110番し、部屋には凶器と見られる包丁が落ちていました。
祖母は「間違いありません」と容疑を認めています。
65歳祖母の罪名と量刑は?
祖母は、自宅で孫(1歳3ヶ月)の腹を刃物で刺し、死亡させた疑いが持たれています。
故意に人を死亡させたものは、刑法第199条の「殺人罪」を構成し、法定刑は「死刑または無期もしくは5年以上の懲役」とされています。
5年以上といっても50年や100年などの懲役となることはなく、有期懲役は刑法第12条第1項により、原則として20年以下の期間が指定されます。
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過去の類似した事件の判決
過去の類似した事件としては、2007年に東京都日野市で発生した殺人事件が上げられます。
この事件で当時60歳の祖母は、同居していた生後3ヶ月の男児の首を、タオルで絞めて殺害しました。
男児は脳に障害があり、男児の将来を悲観して発作的に行った犯行でした。
東京地裁八王子支部は公判で「障害が現れるからといって、被害者の生きる権利を奪うことは許されない」と指摘しました。
判決は、懲役10年の求刑に対し、懲役6年の実刑判決が下りました。
まとめ
母親が…というものは多いですが、祖母が目に入れても痛くないほどに可愛い「孫」に手をかける事件は多くありません。
祖母と母と孫との間に何があったのでしょうか?犯行の動機が注目されます。
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