衆院本会議を欠席し、男性秘書と旅行をしていた疑惑が浮上した上西小百合衆院議員に関する続報です。上西議員はなぜ、引責辞職をしないのでしょうか?
上西小百合議員 旅行問題
この問題は、上西議員が2015年3月13日の衆院本会議を病欠したにも関わらず、朝から大阪へ移動し、その後男性秘書と旅行していた疑惑が持ち上がったものです。
4月3日の夜、所属する大阪維新の会の橋下徹代表と共に記者会見し、一連の行動を説明し、私的な旅行はしていないことが明らかとなりました。
しかし翌日、大阪維新の会は、取材対応を含めた一連の行動を「極めて不可解」とし、「日頃の言動に問題が多く、改善の見込みは全くない」ことから除籍処分を下しました。
維新の党・除名処分
これを受け、国政政党の維新の党も、最も重い処分である「除名処分」を決定しました。
上西氏は衆議院議員として政党の後ろ盾を失ったこととなりますが、事務所を通じて「議員辞職はしない。無所属で頑張っていく」とコメントしています。
無所属議員には、国会での発言権は事実上なく資金面でも厳しくなりますが、上西議員はなぜ、衆院議員を辞職しないのでしょうか?
議員報酬
橋下徹代表は演説で、「国会議員は現金で2200万円!これに1200万円の経費が入り、3000万円以上の給料が(当時)29歳の女の子に入ったわけですよ」と報酬を暴露しました。
さらに「飛行機載るときにはVIP待遇ですよ。いや国会議員やると変わるもんだな。もう完!全!に永田町の感覚ですね。ずっと議員やりたいみたいです」と批判しています。
確かに割り切ってしまえば、年収3000万円と様々な議員特典は魅力でしょう。少なくとも橋下代表は、これが議員辞職をしない理由だと糾弾しています。
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そもそも辞める必要がない?
さらに橋下代表は、上西議員に対して「騒動の責任をとって議員辞職して、2、3年修業して次の選挙で維新からもう一度、出直してはどうか」と打診したことを明かしました。
しかし上西氏は「議員の身分は法に触れない限り奪われない」「それだったら除籍で結構です」と拒否したということです。
確かに、今回の騒動は刑事事件ではないため、法的に議員辞職する必要はありませんし、そもそも「男性秘書とのお泊り旅行」に関しては橋下代表も「シロ」と見ているようです。
法的にも道義的にも辞める必要がないから辞めないという理屈には、一定の合理性があるでしょう。
まとめ
そうは言っても、重要な国会本会議前夜に体調不良をおして3軒はしごをし、本会議は欠席。旅行疑惑に対しても「芸能人対応」ですませ騒動を拡大した責任は軽くありません。
前門の虎よりも後門の狼を選んだということでしょうが、後門の狼も甘くありません。次回選挙は極めて難しい戦いとなるでしょう。
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