【大分・別府】警察官が男子高校生にわいせつ?男性巡査の罪と罰

2015年4月13日、大分県警は、17歳の少年にわいせつな行為をした男性巡査を、懲戒免職にしたと発表しました。

警察官が男子高校生にわいせつ?

懲戒免職処分を受けたのは、別府警察署の留置管理課に勤務する35歳の男性巡査です。
巡査は、1月2日と18日の2回、インターネットで知り合った17歳の男子高校生に計1万8千円を渡すと約束し、大分県別府市のホテルなどでわいせつな行為をした疑いが持たれています。
生徒は掲示板に「援助交際」の相手を探す書き込みをしており、大分県警のサイバーパトロールが発見、巡査の犯行が明らかとなりました。
男性巡査は容疑を認めており、4月10日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで書類送検されました。
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(大分県警・別府警察署)

男性巡査の罪と罰

巡査は、インターネットで知り合った17歳の男子高校生に2回にわたり、計1万8千円を渡すと約束し、わいせつな行為をした疑いが持たれています。
18歳未満の児童に、対償の供与を約束してわいせつ行為を行うことは、児童買春・児童ポルノ禁止法第3条の2に違反します。
これに違反した者は、同法第4条により5年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。

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類似した事件の裁判例

過去の類似事件としては、2006年に兵庫県で発生した事件が上げられます。
この事件で兵庫県警交通指導課巡査部長(当時43)は、テレクラで知り合った女子中学生に現金3万円を渡して買春し、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われました。
神戸地裁は公判で「被告は警官として、安易に金銭を得ようとした少女を諭す立場にあった」と糾弾しました。
一方で「懲戒免職となり、反省している」と指摘し、懲役1年6ヶ月の求刑に対し、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

まとめ

大分県警はこの事件に関し、「任意事件であること」を理由に記者会見を開いていません。
被害者の権利を重視するあまり、身内の犯行の開示に消極的とならないよう、メディアがしっかりと監視をしなければなりません。
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