ドローンとは何か?空撮カメラの性能と事件事故による規制強化

2015年4月22日、首相官邸に小型無人飛行機「ドローン」が墜落しているのが見つかりました。

首相官邸にドローン墜落

墜落していたのは、直径約50cmの小型無人飛行機「ドローン」で、4つのプロペラと小型カメラ、さらに発煙筒やペットボトルのようなものがついていました。
4月22日の午前9時半ごろ、官邸の屋上に墜落しているのを職員が発見し、警視庁麹町署に通報しました。
墜落によるけが人はなく、現時点では犯行声明なども見つかっておらず、警察が詳しい状況を調べています。

ドローン(Amazonリンク)

ドローンとは何か?

ドローンとは、無人で飛行することが可能な航空機の通称で、他にUAV(Unmanned Aerial Vehicle)や単に無人航空機、無人機などとも呼ばれています。
全幅30mを超えるものから手のひらサイズの物まで存在し、従前から偵察目的の軍用機として米軍が運用するなど、軍用・民間用として活躍しています。
最近では、米Amazon社がドローンを使用して短時間で配送を行う新しいサービスの開始を発表して話題となりました。

ドローン空撮カメラの性能とは?

近年は、安価な小型ドローンが急速に普及し、住宅や露店風呂などの盗撮のリスクが指摘されていますが、空撮カメラの性能はどれくらいなのでしょうか?
Amazon.co.jpで1万円を切る安価モデルを見ると、静止画・動画の撮影が可能で、画質は200万画素となっているので、現在のスマホには劣りますが十分なレベルです。
ただし、ズーム機能などはついていないようなので、接近・空中制御などかなりの腕前がなければ、目的物を撮影するのは難しいでしょう。

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事件事故により規制強化の可能性とは?

一方で、10万円を超える製品では、フルハイビジョンで画質は1400万画素、期待の揺れや傾きを修正する機能もついているようです。
これらハイスペックなモデルが、盗撮事件や今回のような事故を起こすようであれば、航空法などの改正により規制が強化される可能性があるでしょう。
日本では誰でも、最大250mの高度までドローンを飛ばす事が可能ですが、米国では、年齢17歳以上で、航空知識テストに合格していることなどが条件となっています。

ドローンとは何か?まとめ

首相官邸に墜落したドローンが、いたずらなだったのか、偶然落ちた場所が首相官邸であったのか、それとも何か目的があったのかは分かっていません。
しかし、空の産業革命とも言われ、様々な用途が期待されているドローンの発展を妨げる規制は、最小限であって欲しいと思います。
そのためには、ドローンを使用する一人一人の高いモラルが問われる事となります。
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