【東京・足立】3歳次男をうさぎケージで虐待死させた父母の罪と罰

2015年4月28日、2年前から行方不明になっている男児を虐待して死亡させた両親が逮捕されました。



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東京・足立虐待事件

監禁致死と死体遺棄容疑で逮捕されたのは、いずれも無職で、東京都足立区入谷在住の31歳父親と28歳の母親です。
この両親は、2012年12月から約3ヶ月間、自宅アパートで、当時3歳の次男をうさぎ用のかごに入れ、中から扉が開かないようにして監禁しました。
2013年3月には、口にタオルをまくなどの暴行を加えて窒息死させ、遺体を段ボール箱に入れて足立区千住の荒川に捨てた疑いが持たれています。

うさぎ用ケージイメージ(Amazonリンク)

3歳次男をうさぎケージで虐待

両親は、うさぎ用のかごに監禁して死亡させた事を認めていますが、遺体が見つからないまま監禁致死容疑で立件するのは極めて異例という事です。
父親は「騒ぐので口にタオルをまいた。死体を遺棄したのは間違いないが、荒川ではなく山梨に埋めた」と供述しています。
母親は「言うことを聞かないので監禁するようになった」と話し、食事は2~3日に1度しか与えていませんでした。



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うさぎケージで虐待死させた両親の罪と罰

容疑の両親は、約3ヶ月間、当時3歳の次男をうさぎ用のかごに入れ、中から扉が開かないようにして監禁し、死亡させました。
不法に人を監禁し死亡させる行為は、刑法第221条の監禁致死罪を構成し、3年以上の有期懲役(20年以下)が科せられます。
また、遺体を段ボール箱に入れて荒川に捨てているので、刑法第190条の死体遺棄罪を構成し、3年以下の懲役が科せられます。
監禁致死と死体遺棄罪は、一般に併合罪の関係にあるため、長い方の刑期の1.5倍の刑期を上限として刑が下されることとなります。

東京・足立虐待事件のまとめ

聞いただけで胸がムカムカしてくる事件です。父親はこの他に、次女の顔を殴り負傷させたなどとして実刑判決を受けています。
母親の方も児童手当を詐取したなどとして、執行猶予付きの有罪判決を受けています。
識者は、「経済的困窮など家庭生活のストレスが『育てにくい』と感じた子に向かったのではないか」と分析していますが、この両親に限っては、そのような大層な理由づけは要りません。
タオルを口に巻いて死亡させる行為は「殺人」です。この両親には、やった行為に即した正しい「罪と罰」を与えるべきでしょう。



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