2015年5月31日、母親から定職に就くよう注意されて口論となり、包丁で刺して殺害しようとした女が逮捕されました。
◆東京・荒川刺傷事件
殺人未遂の疑いで警視庁に逮捕されたのは、東京都荒川区の28歳の無職の女です。
女は5月31日午前、自宅マンションで60歳の母親から「いいかげん定職に就いて働きなさい」と注意されて口論となり、台所にあった包丁で母親の腹部を刺して殺害しようとした疑いが持たれています。
母親は病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。
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◆定職に就くよう注意した母親を刺した娘の罪と罰
女は、自宅マンションで60歳の母親と口論となり、台所にあった包丁で母親の腹部を刺して殺害しようとした疑いが持たれています。
人の生命を奪う行為は、刑法第199条の「殺人罪」を構成し、法定刑は死刑または無期もしくは5年以上の懲役が科せられます。
5年以上といっても無限に長い刑が科せられる訳ではなく、刑法第12条第1項により、有期懲役刑は20年以下と定められています。
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◆過去の類似事件の判決
過去の類似した事件としては、2014年6月、神戸市内で発生した事件が上げられます。
この事件で、当時45歳の男は、神戸市内の路上で当時48歳の知人男性の左脇腹を突き刺すなどし、殺人未遂罪で起訴されました。
神戸地裁は公判で、「近くの公園に子供もいる中、ためらうことなく犯行を行っており非難の程度は強い」と指摘しました。
判決は、懲役10年の求刑に対し、懲役8年の実刑判決を言い渡しました。
◆まとめ~東京・荒川刺傷事件~
今回の東京・荒川の事件、詳細はこれからですが、「中二病」的な匂いがする事件です。
中二病の典型的な症例の一つとして「母親に対して激昂して、プライバシーを尊重してくれ、などと言い出す」というものがありますが、今回の事件と全く同じではないでしょうか。
年齢は28歳でも心は14歳の女がこれから何を語るのか?続報に注目したいと思います。
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