2015年6月6日、北海道砂川市で車の衝突事故が起こり、投げ出された長男が別の車に引きずられ死亡する事件が発生しました。
◆北海道砂川・死亡事故
最初の事故は、6月6日午後10時35分ごろ、北海道砂川市西1条北22丁目の国道12号で発生し、信号機のある十字路交差点で、RV車と軽ワゴン車が衝突したものです。
この事故で、RV車は炎上。軽ワゴン車は大破し、約60メートル先まではじき飛ばされました。
軽ワゴン車を運転していた44歳の男性と助手席の44歳の妻は、胸を強く打って死亡し、17歳の長女も車外に投げ出され死亡。12歳の次女は大ケガをしました。
さらに現場の北西約800メートルの路上で、16歳の長男が死亡しており、事故で車外に投げ出された長男が別の車に引きずられたと見られています。
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◆長男を引きずり死亡させ逃げた男の罪と罰
長男を引きずった車の運転手の男は、翌6月7日の午前になって、北海道砂川署に出頭してきました。
この男は、衝突現場付近から約1.5キロにわたって長男を引きずったうえ、現場の北西約800メートルの路上に放置し死亡させた疑いが持たれています。
この行為は、いわゆる「ひき逃げ」に該当し、道路交通法第117条第2項により、10年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
また、通常は自動車運転過失致死傷罪も合わせて成立し、法定刑は7年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
上記2つの罪は併合され、最高刑は懲役15年となり、罰金はそれぞれの金額が合計されることとなります。
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◆まとめ~北海道砂川・死亡事故
この事故には、いくつかの疑問点が残されています。
(1)RV車と軽ワゴン車どちらの不注意だったのか、(2)引きずった距離は1.5kmなのに、遺体は現場から800mしか離れていないのはなぜか、(3)ひき逃げ犯はなぜ逃亡し、なぜ出頭してきたのか、などです。
これらは捜査や裁判で明らかにされていくことになるでしょう。
それにしても、奇跡的に助かった12歳の次女は、これからどうすれば良いのでしょうか?行政等によるしっかりとしたバックアップを望みます。
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