2015年6月12日、東京都三鷹市で、生後3ヶ月の乳児を揺さぶり虐待した疑いがある事件が発生しました。
◆東京三鷹・乳児虐待
この事件で事情を聞かれているのは、三鷹市に住む20代の夫婦です。
この夫婦の長女で生後3ヶ月の乳児が、頭などを強く揺さぶられ、意識不明の重体となって病院に運ばれました。
乳児は病院の検査で脳挫傷などの症状が確認され、不審に思った病院関係者が児童相談所に相談し、事態が発覚しています。
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◆20代夫婦の罪と罰
警察は、この夫婦が生後3ヶ月の長女の頭などを強く揺さぶり、意識不明の重体とさせた疑いを持っているのでしょう。
人の身体を傷害する行為は、刑法第204条の「傷害罪」を構成し、法定刑は15年以下の懲役です。
親子間の罪を免除する、いわゆる「親族相盗例」の規定が刑法第244条にはありますが、「傷害罪」はその対象外とされており、親子間でも立派に犯罪が成立します。
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◆トンボの所見〜東京三鷹・乳児虐待〜
まだ警察が事情を聞いている段階ですが、残念ながらこの両親、またはどちらかが虐待を行っていた可能性は高いと思います。
生後3ヶ月の赤ちゃんには、愛してくれるはずの親から攻撃を受けた場合、自分を守る術がありません。
だからこそ、警察が、児童相談所が、学校が、幼稚園が、保育園が、地域社会が、法律が、代わりに守ってあげなくてはならないのでしょう。
親だって人間なのだから、間違ったことをします。
全ての義務と権限を親に集中させる、行き過ぎた核家族化と個人主義は、バブル時代の産物であり、そろそろ見直されるべきでしょう。
子供は日本の宝なのだから、地域で守り育てるべきものなのです。
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