2015年6月13日、ダムに生後6ヶ月~1歳程度の女児が浮いているのが見つかりました。
◆岐阜恵那・ダム遺棄事件
女児が見つかったのは、岐阜県恵那市の阿木川ダムの、ダムに架かる阿木川大橋より100メートルほど上流で、水深が50メートルほどの地点でした。
近くで釣りをしていた人から警察に通報があり、警察官が駆け付けたところ、女児が水面にあおむけに浮いて亡くなっているのが見つかったということです。
警察は、身元確認を進めるとともに、死体遺棄事件の可能性もあるとみて調べています。
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◆女児を遺棄した親の罪と罰
保護者からの届け出がないことは不自然であり、親による犯行という可能性が一番高いでしょう。
遺体を放置する行為は刑法第190条の「死体遺棄罪」を構成し、法定刑は3年以下の懲役となります。
ただし、死体遺棄事件というのは抑制的な言い方をしているだけあり、何もせずに子供が亡くなることはない訳ですから、これは殺人事件へと発展する可能性が高いです。
人の生命を奪う行為は、刑法第199条の「殺人罪」を構成し、法定刑は死刑または無期もしくは5年以上(20年以下)の懲役となります。
一般に、殺人罪と死体遺棄罪は「併合罪」の関係とされ、2つの罪は同時に成立し、刑罰は長い方の懲役刑が1.5倍の長さに加重されます。
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◆まとめ~岐阜恵那・ダム遺棄事件~
亡くなった女児は、黒いTシャツに水玉模様の半ズボンを身につけた状態だったそうです。
この洋服を買って上げた時、親は娘に手をかけるつもりがあったのでしょうか?それからどういう経緯があって、悲しい結末に繋がってしまったのでしょうか?
半ズボンに彩られた水玉模様は、親の蛮行に対して女児が流した「涙」であったのかもしれません。
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