2015年6月15日、栃木県真岡市で、次男を縛り熱湯をかけて虐待をはたらいた両親が逮捕されました。
◆栃木・真岡虐待事件
傷害の疑いで逮捕されたのは、看護師の父親(32)とその妻(39)です。
両親は、2015年5月、小学2年の次男に対し、手と足を縛った上で熱湯をかけるなどして、全治2週間のケガをさせた疑いが持たれています。
次男が通う小学校の教師が、体に複数のやけどの跡があることを不審に思い、話を聞いたところ、「親にお湯をかけれた」と話したことから、警察に通報し事件が発覚しました。
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◆小2次男を縛り熱湯をかけて虐待した両親の罪と罰
両親は、小学2年の次男に対し、手と足を縛った上で熱湯をかけるなどして、全治2週間のケガをさせた疑いが持たれています。
人の身体にケガを負わせる行為は、刑法第204条の「傷害罪」を構成し、法定刑は15年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
「児童虐待法」という法律もありますが、これは児童虐待を行った事に対する罪を罰するものではありません。
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◆過去の虐待事件の判決
類似した過去の事件としては、2013年に和歌山県で発生した虐待事件が上げられます。
この事件で当時29歳の元義理の父親は、同居していた当時5歳の義理の娘に暴行し、足の骨を折る大けがをさせたとして傷害の罪に問われました。
和歌山地裁は公判で、「自らのストレスのはけ口として、被害者に対して日常的に殴る蹴るの暴行を加えていた」と非難しました。
その上で、「全く抵抗できない被害者に加えた暴行は、非常に危険なもので、傷害の程度も非常に重い」として懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
◆まとめ~栃木・真岡虐待事件
両親は「二男が言うことを聞かず、暴れるから手足を縛った。『お湯をかけるぞ』と脅したら二男が暴れてひっくり返ったお湯が二男にかかった」と弁明しています。
そんなに上手くお湯がかかるものかどうか、実際に両親を縛り試してみればよいのです。
そうすれば、次男が感じた痛みの1000分の1でも、理解することができるかもしれません。
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