2015年6月20日、元大関・貴ノ浪(音羽山親方)が、43歳という若さでお亡くなりになりました。今回は、貴ノ浪の病気の遍歴を見ていきたいと思います。
◆2006年の病気・心臓病で生命の危機
貴ノ浪関は、2004年に引退するまでの現役生活においても、心臓に持病がありました。
引退から約1年半後の2006年1月、青森県八戸市内の病院に緊急入院し、「急性呼吸不全」「心房細動」「敗血症」など7種類に及ぶ病名を記した診断書を日本相撲協会に提出しました。
一時は心臓が停止して生命も危ぶまれましたが、手術を受けて容体が安定し、リハビリを経て退院しましたが、入院期間は約2ヶ月間におよびました。
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◆2014年の病気・胃がん
貴ノ浪(音羽山親方)は、2014年1月ごろ、原因不明のせきに悩まされます。
胸の下の所にしこりを感じたため、名古屋市内の病院で精密検査したところ、「胃がん」が見つかりました。
手術を受け、約3ヶ月間の入院となったため、2014年5月場所は全休し、「胃潰瘍」と公表されました。
復帰を果たした後は、タバコをやめ、酒もほどほどにするなど、健康に気を使うようになったということです。
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◆2015年の病気・急性心不全
そして、2015年。貴ノ浪(音羽山親方)の死因は、急性心不全であったといいます。
6月20日の午前、滞在先の大阪市内のホテルで倒れているのが見つかり、搬送中に亡くなりました。
貴ノ浪関の母・京子さんによると、心臓の病気は完治していたそうで、胃の調子も良かったということです。
ただ、周囲の人によると、最近の貴ノ浪は体調に不安がないように見える時があり、薬も多く服用していることから、心配する声がありました。
◆まとめ
貴ノ浪(音羽山親方)は、胃がんが見つかる前は、1日に3升の酒を飲み、タバコは2箱吸っていたそうです。
心不全の原因は、「風邪や感染症、精神的・肉体的なストレス、不整脈、暴飲暴食など」ということであり、力士は十分注意する必要があります。
貴ノ浪関の早すぎる死が、後塵に対する注意喚起となれば、せめてもの救いとなるのかもしれません。
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