東北薬科大・女子学生の罪と罰~手作りチョコに睡眠薬で昏睡強盗

2015年6月26日、睡眠薬を使い「こん睡強盗」をはたらいた薬科大の女子学生が逮捕されました。

◆手作りチョコに睡眠薬で昏睡強盗

こん睡強盗容疑で逮捕されたのは、東北薬科大に通う23歳の女子学生です。
女子学生には、55歳の男性会社員から現金2万5000円とクレジットカード2枚を奪った疑いが持たれています。
女子学生は、出会い系サイトで知り合った男性に、睡眠薬入りの手作りのチョコレート食べさせ、犯行に及んでいました。

(Amazonリンク)

◆東北薬科大・女子学生の罪と罰

女子学生は、55歳の男性に睡眠薬入りの手作りのチョコレート食べさせ、眠らせたうえで現金2万5000円とクレジットカード2枚を奪った疑いが持たれています。
人を昏酔させてその財物を盗みとる行為は、刑法第239条の「昏酔強盗罪」を構成し、法定刑は5年以上(20年以下)の有期懲役となります。
ちなみに刑法の条文では「昏酔強盗」の漢字が使用され、メディアで使われる「昏睡強盗」は誤字であるとの事です。

スポンサードリンク

◆過去の類似した事件

過去の類似した事件としては、2013年に神戸や大阪で発生した、連続こん睡強盗事件が上げられます。
この事件の犯人である40歳の女は、婚活パーティーなどで知り合った男性5人に相次いで薬物を飲ませてこん睡状態に陥らせ、金品計約360万円分を奪っていました。
検察側は「1カ月半の間に5件の昏睡強盗を敢行し、標的を探すためパーティーに参加するなど狡猾で悪質。被害者は薬物の過剰摂取による命の危険もあった」と指摘しました。
検察は、懲役15年を求刑していますが、弁護側は「薬物を飲ませたことはない」として無罪を主張しています。

◆まとめ~東北薬科大・こん睡強盗事件~

今回、注目されるのは、女子学生がどこで睡眠薬を入手したのか?ということです。
薬剤師のタマゴとはいえ、このように犯罪に使用される睡眠薬を容易に手に入れることが出来るのであれば、管理体制に問題があります。
女子学生は、順当にいけばあと数ヶ月で薬剤師になっていました。
悪魔への免許皆伝を許す前に、事態が発覚したのは、ある意味良かったのかもしれません。
(関連記事)
【滋賀・東近江】食事作法を巡り父親を撲殺・トラック運転手の罪と罰
【三重・桑名】46歳女性を駐車場で首を絞め殺害した犯人の罪と罰

コメント

タイトルとURLをコピーしました