【愛知・日進】自治会長強盗殺人事件・17歳少年(高3)の罪と罰

2015年7月12日に、愛知県日進市で発生した強盗殺人事件の容疑者が逮捕されました。

◆愛知日進・自治会長強盗殺人事件

強盗殺人の容疑で逮捕されたのは、日進市内に住む高校3年生の少年(17)です。
少年は、7月12日午後8時20分ごろ、自治会長を務める65歳の男性の顔面や首などを刃物のようなもので多数回にわたって突き刺すなどして殺害し、現金6千円が入ったショルダーバッグを奪った疑いが持たれています。
少年は、男性を殺害したことについて認める一方、強盗目的は否定し、動機についてはあいまいな説明をしています。

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◆17歳少年(高3)の罪と罰

少年は、65歳の男性の顔面や首などを刃物のようなもので多数回にわたって突き刺すなどして殺害し、現金6千円が入ったショルダーバッグを奪った疑いが持たれています。
強盗して人を死亡させる行為は、刑法第240条の「強盗殺人罪」を構成し、法定刑は死刑または無期懲役のみと、非常に重い刑となっています。
ただし、加害者は17歳の少年であるため、「少年法」が適用され、原則として刑事手続きは行われず、少年院送致など、家庭裁判所の保護処分が下されることとなります。
一方で、加害者が16歳以上で、被害者を死亡させた事件である場合は、原則として検察官送致(逆送)が行われるため、結果、この少年は成人と同じ刑事手続きがとられると考えられます。

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◆過去の少年事件の判決

過去の類似した事件としては、2013年に広島県で発生した「少女リンチ殺人事件」が上げられます。
この事件で、主犯格の当時16歳の少女は、金銭や男女関係でもめた友人を呼び出し、集団でリンチしたうえで殺害し、遺体を山中に投げ捨てました。
少女は強盗殺人、死体遺棄、監禁の罪で懲役15年を求刑され、広島地裁は懲役13年の実刑判決を言い渡しています。

◆まとめ

今回の愛知の事件、容疑者の少年は逮捕されましたが、犯行動機は謎に包まれています。
少年は強盗目的を否定しますが、約6000円が入ったショルダーバッグを奪って逃走しています。
一方で、現金数万円と運転免許証が入った財布や携帯電話は、現場に残されていました。
少年と被害者の間に、面識はなかったと見られています。
少年の心に宿った「闇」とは、一体何だったのでしょうか?
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