【東京・調布】軽飛行機墜落の被害者~女性・パイロット・同乗者

2015年7月26日に発生した調布の軽飛行機墜落事故では、住民を含む3人が犠牲となり、同乗していた3人が重傷を負っています。
今回は、事故の被害者や同乗者についてまとめたいと思います。

◆34歳トリマー女性

今回の事故では、墜落した住宅に住んでいた34歳の女性が犠牲となりました。
女性は、小学生のころから動物が好きで、飼育係として一生懸命、鶏の世話をし、中学生になってからは犬をたくさん飼いはじめます。
現在はトリマー(犬の美容師)をしていますが、墜落した住宅には、つい一週間ほど前に母と転居してきたばかりであり、この家でも犬を10匹飼っていました。
事故時、住宅の2階にいた女性は、犬を助け出そうとして逃げ遅れた可能性があります。
「犬なんて置いて逃げればよかった」と思う人もいるかもしれませんが、女性にとって犬とは、家族そのものだったに違いありません。

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◆36歳パイロット男性

今回の事故で、操縦桿を握り犠牲となったのは、36歳の男性パイロットでした。
男性の両親も航空会社に勤務していたため、幼いころから航空機に親しみを持ち、米国や日本での訓練を受け操縦士の資格を取得。
今回の事故機を所有していた日本エアロテックに入社した後、独立し、2013年4月に小型機の操縦士を養成するスクールを設立しました。
独立後も日本エアロテックから機体リースを受けるなど関わりがあり、調布飛行場を拠点とし操縦技術の普及などに力を入れていたということです。
私生活では、人当たりの良いさわやかな好青年という評判であり、少年対象の航空教室では、子供たちに飛行機の素晴らしさを伝える姿がありました。
また、昨年結婚して実家を出たという話も伝えられています。

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◆36歳全日空男性

今回の事故では、前列に載っていた36歳の全日空に勤める男性も犠牲となっています。
全日空の男性は、羽田空港の「オペレーションマネジメントセンター」に所属し、旅客機の運航管理を担当していました。
今回は、私的な用事で友人と一緒に伊豆大島に日帰りで行く予定だったということです。
男性は先月、2世帯住宅を新築し、妻と義理の両親との生活をスタートさせたばかりでした。

◆36歳編集者男性

事故があった軽飛行機には、GQジャパンのシニア・ファッション・エディターの男性も同乗していました。
男性は墜落により背骨を骨折していますが、後列に載っていたこともあり、一命をとりとめています。
男性は、プライベートで搭乗していたという事です。

◆35歳アパレル社員男性

事故機には、アパレル系の八木通商社員で、ブランド衣料品を扱う関連会社に出向中の35歳男性も同乗していました。
この男性も後列に載っていたため、一命をとりとめています。

◆51歳プロデューサー男性

事故機最後の搭乗者は、51歳の男性であり、この男性も一命をとりとめました。
日本エアロテックの社長によると「会社に出入りするプロデューサーで、雑誌などの仲介役。飛行機を使って仕事をしていた」と説明しています。

◆まとめ

今回の事故は、それぞれの道で頑張っている人たちの人生を一瞬で狂わせてしまいました。
墜落の原因はこれから明らかになっていくでしょうが、それで犠牲となった人たちが帰ってくるわけではありません。
せめて同じような事故が再び起こらないよう、願うばかりです。
もうすぐ、日航ジャンボ機が墜落した日がやってきます。
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