2015年8月、大阪で発生した中1男女殺人事件では、2人の被害者の遺体が発見され、ようやく犯人も確保されました。
今回の事件が関係した3つの場所はどのようなところだったのでしょうか?
《事件を時系列で検証した記事はこちら》
【大阪・高槻】殺人事件を時系列でまとめ・中1男女逃避行の行方
◆高槻市
今回の事件は、高槻市で少女の遺体が発見されたことにより発覚しました。
遺体が発見されたのは、大阪府高槻市番田の府道から脇道に約200メートル入った位置にある物流センター駐車場です。
この駐車場は、周囲は農道や狭い路地で入り組んでおり、付近の運送会社関係者や地元住民以外に、この脇道を通行する車は少ないという事です。
この駐車場で遺体を遺棄する不審な車両は、現場から南へ約100メートル離れた解体業者の防犯カメラに映し出されていました。
そして、不審車両は南の方角、枚方市方面に向かっています。
(出典・大阪府警HP)
◆寝屋川市
今回の事件の被害者と加害者は、いずれも寝屋川市に住んでいました。
被害にあった中学生の男女は、京阪・寝屋川市駅近くの商店街の防犯カメラに、徘徊する姿が映し出されています。
一方、加害者である除染作業員の45歳の男は、寝屋川市駅から一駅の香里園駅近く。
ビルや飲食店などが立ち並ぶエリアの12階建てマンション在住で、最上階の一室に住んでいたとみられています。
犯人の男は、2002年にも寝屋川市の路上で、男子中高生に「寝屋川市駅はどこか」などと声をかけ、手錠や粘着テープで拘束して監禁する、という事件を起こし逮捕されています。
スポンサードリンク
◆柏原市
少年の遺体は、少女遺体の発見から8日後の8月21日、大阪府柏原市の山林で発見されました。
8月13日の防犯カメラに映っていた不審車両は、南の方角にある枚方市を通り越して、柏原市まで行ったのかもしれません。
柏原市の遺体発見現場は、少女が発見された高槻市の現場とは正反対で、人気のない寂しい場所でした。
大阪と奈良をつなぐ山あいの道から歩いて50メートルほど入った場所で、警察の現場検証の明かりがないと辺りはわからないぐらい、照明も街灯もないところです。
付近の女性によると、この場所は、その女性か親戚しか行かないような場所で、普通の人は、絶対に立ち入らないような場所だと話しています。
犯人の男は、少年を隠す場所になぜこの場所を選んだのでしょうか?
◆まとめ
以上、見て来た3つの土地は、同じ大阪とはいえ、普段はほぼ関連性のない場所でした。
しかし、おそらく犯罪史上に残るであろう今回の事件により、この3つの場所は関連して記憶されることになってしまうでしょう。
せめて若くして旅立ってしまった男女が、天国という楽しい場所で仲良く暮らせることを願っています。
《最近の記事》
【大阪・高槻】殺人事件の犯人の過去~帰化・監禁の前科・改姓
【大阪・高槻】殺人事件の犯人に前科?男子中高生の監禁で逮捕?
コメント