2015年9月9日、茨城県水戸市で、3歳の男児の遺体が発見される事件が発生しました。
◆アパートに3歳男児の遺体
遺体で発見されたのは、水戸市内のアパートに住む、3歳の次男です。
そしてこの家族は、(5人兄弟+母親)の6人家族でしたが、そのうち(兄弟3人+母親)が行方不明となっていました。
しかし、9月10日の午後11時頃、不明となっていた4人は、福島県いわき市内で発見されます。
茨城県警は、32歳の母親を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
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◆32歳母親の罪と罰
32歳の母親には、3歳の次男の遺体をアパートに放置した疑いが持たれています。
人間の遺体を、葬儀など社会通念に沿わない形で放置する行為は、刑法第190条の「死体遺棄罪」を構成します。
死体遺棄罪の法定刑は、3年以下の懲役です。
また同罪は、その死因に関係する罪(殺人罪)の容疑者を、とりあえず拘束する手段として、よく使われる罪状となっています。
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◆過去の類似した事件
最近の死体行き事件としては、2015年7月、愛媛県の民家の物置から乳児の遺体が5体発見された事件がありました。
愛媛県警は、この家の住人である34歳の母親を、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
2015年8月、愛媛県警は、司法解剖の結果などから、この母親を殺人罪の疑いで再逮捕しています。
◆まとめ〜虐待か?
何とも謎の多い事件です。
犠牲となった3歳の次男には、2歳の弟がいましたが、母親が一時行方不明になった時、この弟は連れて行っていません。
通常ならば、一番小さい子を真っ先に連れて行くのではないでしょうか?
また、お決まりの虐待事件なのでしょうか。
父親の存在も含め、捜査の進展に注目したいと思います。
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