【埼玉・朝霞】殺人~犯人の警察官逮捕?男性巡査部長の罪と罰

2015年9月4日、埼玉・朝霞市で発生した殺人事件について、埼玉県警は、現職の警察官を逮捕しました。
《現職警察官による事件》
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◆埼玉朝霞・殺人事件

殺人罪の容疑で逮捕されたのは、埼玉県警の現職警察官で、30代の巡査部長の男です。
巡査部長の男には、9月4日、朝霞市の民家で、一人暮らしの58歳男性を絞殺した疑いがもたれています。
被害者男性は、全裸で、下半身をタオルケットで巻いている状態で亡くなっているのを、訪れた弟に発見されました。
被害者宅の金庫の扉は開いていましたが、別の部屋にあった現金数百万円や、財布、預金通帳などは残されていました。

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◆男性巡査部長の罪と罰

巡査部長の男は、58歳男性を絞殺したと見られています。
他人の生命を奪う行為は、刑法第199条の「殺人罪」を構成し、法定刑は死刑、または無期懲役、もしくは5年以上(20年以内)の懲役刑です。
また、被害者宅の金庫が開いていたことから、強盗目的であった可能性もあります。
強盗が人を死亡させた場合は、刑法第240条の「強盗致死罪」となり、法定刑は死刑、または無期懲役のいずれかとなります。

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◆過去の類似した事件

現職の警察官による殺人事件としては、1978年に東京・世田谷で発生した、いわゆる「制服警官女子大生殺人事件」が上げられます。
この事件で、当時20歳の男性巡査は、パトロール中に見かけた女子大生に、一方的な好意を寄せ、ストーカー行為をはたらくようになりました。
ある日、男性巡査は、制服姿で女性宅に行き、乱暴しようとしますが、抵抗されたためストッキングで首を絞め殺害しました。
加害者である男性巡査に対し、東京地裁は、無期懲役(求刑:死刑)の判決を下します。
その後東京高裁で控訴が棄却されたため、無期懲役刑が確定しました。
《現職警察官による連れ去り事件はこちら》
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◆まとめ

朝霞の事件は、現職警察官による殺人事件として、大きな展開を迎えました。
当然のことながら、正義の味方・警察官が犯罪を犯して良いはずもなく、ましてや殺人事件を起こすなど言語同断です。
事件の全容解明、加害者警察官の厳罰、管理職の処分など、信頼回復のために埼玉県警がやるべきことはたくさんあります。
間違っても身内に甘い処分とならないよう、メディアによるチェックも重要ですね。
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