女優の川島なお美さんが、胆管がんのため、54歳の若さで亡くなりました。
今回は、同じく胆管がんで亡くなられた有名人の方をご紹介し、胆管がんについて考えてみたいと思います。
◆胆管がんとは?
胆管がんとは、肝臓から十二指腸までの胆汁の通り道である「胆管」に発生する悪性腫瘍です。
がんが小さいうちは自覚症状がほとんどなく、肝臓や十二指腸などの陰に隠れてエコー検査でも捉えにくいため、早期発見が難しいがんとされています。
治療法は手術が第一選択ですが、進行してから見つかることが多いため難しく、効果が確認されている抗がん剤も少ないため、打つ手が少ないがんと言えます。
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◆川島なお美さん
女優の川島なお美さんは、享年54歳。
2013年7月の人間ドッグで小さな腫瘍が見つかりましたが、副作用で女優の仕事に支障が出る抗がん剤治療を拒みました。
2014年1月、腹腔鏡による胆管摘出手術を行い、その後は民間療法などを行ってきましたが、2015年9月に亡くなりました。
(引用元・川島なお美オフィシャルブログ)
◆岩田聡さん
任天堂の社長であった岩田聡さんは、享年55歳。
健康診断で異常を指摘され、精密検査の結果、胆管に腫瘍が発見されたため、2014年6月に胆管腫瘍の手術を受けました。
2014年10月の決算説明会に登場し、元気そうな姿を見せましたが、その後容体が急変し、2015年7月に亡くなりました。
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◆斉藤仁さん
オリンピック柔道の金メダリストである斉藤仁さんは、享年54歳。
2013年12月に肝内胆管がんが発覚しましたが、切除不可能と診断されたため、さまざまな治療法を試しました。
持病の糖尿病の悪化も重なり、体重は30kg以上減少。
2014年12月に体調を崩し、入退院が続いたのち、がん性胸膜炎を発症し、2015年1月に亡くなりました。
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◆まとめ
胆管がんは、70代の男性に最も多く見られる病ですが、ここに上げた有名人は、いずれも50代の現役世代です。
現役世代なだけに、検査も疎遠になりがちで、進行も早くなりますので、助からないケースが多くなります。
やはり、がん予防の特効薬はなく、早期発見のために定期健診を受け続けることが、唯一の予防策と言えそうです。
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