奈良県生駒市で、2歳の男の子が犠牲となる、虐待事件が発生しました。
今回は、事件が起きた家族にスポットを当て、事件の背景を探りたいと思います。
◆父親の職業は?
今回の事件で、加害者となったのは、男の子の父親です。
年齢は39歳、職業は会社員。
父親は、2016年4月10日午後5時50分ごろ、自宅で2歳の長男をプラスチック衣装ケースに閉じ込め、窒息死させています。
「結果的に殺したことに弁解の余地はないが、殺意はなく、しつけのためにやった」
父親は行為を正当化していますが、4月11日、殺人容疑で奈良県警生駒署に逮捕されました。
◆母親の年齢は?
父親が子供をプラスチック衣装ケースに閉じ込めている間、母親は何をしていたのでしょうか?
男の子の母親は35歳、職業の表記がないので、専業主婦なのでしょう。
母親は事件当時、台所で夕食の支度をしており、父親の行動も知っていましたが、
「 前にもあったから大丈夫だと思っていた 」
さらに2015年12月、県中央こども家庭相談センター(児童相談所)に「子供の泣き声が聞こえる」と通報があっていたことが分かりました。
市担当者が2016年1月に家庭訪問しましたが、母親と面談して
「特段の注意は不要」
と判断されていました。
母親は、市の担当者に、どのような説明をしたのでしょうか?
◆長女
実は、男の子にはお姉ちゃんがいて、年齢は3歳。
父親によると、お姉ちゃんと弟が家の中で騒ぎ、注意してもやめなかったため、立腹し、犯行に及んでいます。
長女も同じプラスチック衣装ケースに入れられましたが、お姉ちゃんの方は無事でした。
狭いケースの中で、幼い姉弟は、どのようなやり取りがあったのでしょうか?
◆長男
そして、今回犠牲となった2歳の長男。
姉とともに閉じ込められたプラスチック衣装ケースは、幅約80センチ、奥行き約40センチ、深さ約30センチの大きさでした。
20〜30分後に蓋を開けられた時は、男の子は意識を失っていました。
怖かったでしょう、苦しかったでしょう。
最期が一人きりではなかった事が、せめてもの救いと言えるのでしょうか?
◆まとめ
事件直後の午後6時10分ごろ、父親が110番通報し、事件が発覚しています。
通報先が救急では警察だったことは、己の罪を知っての事だったのでしょうか?
男の子のご冥福をお祈り申し上げます。
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