2016年11月22日、大阪市住吉区で、駐車場に止められた車中から幼い男児の遺体が見つかりました。
幼い男児に、いったい何が起こったのでしょうか?
◆不明の1歳男児
今回の事件で犠牲となったのは、大阪市東住吉区に住む1歳の男児です。
男児は、大阪市住吉区長居2のコインパーキングに止められた乗用車の中で発見。
クーラーボックス(縦35cm、横63cm、高さ38cm)に入れられた状態で、遺体となって発見されました。
大阪市南部こども相談センター(児童相談所)から府警に
長期間確認できない男児がいる…
と通報を受けた警察が、男児の保護者に事情を聴いたところ、車中に遺体があることが分かりました。
◆24歳母親
犠牲となった1歳男児の母親は、24歳。
大阪府警は母親を、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
死体遺棄罪とは、死体を埋葬や火葬しないなど、習俗上の方法に適合しない取り扱いをしたものに課される罪です。
違反した者は、刑法199条により、3年以下の懲役に問われることになります。
母親は容疑を認め、
今年の4月、車に長男を残して離れて戻ったら死んでいた。虐待と思われて警察に逮捕されると思い、その日のうちにクーラーボックスに入れて車に積んでいた…
と、話しています。
◆22歳内縁の夫
大阪府警はもう一人、母親の内縁の夫も死体遺棄容疑で逮捕しました。
内縁の夫は22歳で、容疑を認めており、
自分たちが車の中に子どもを放置したと言い出せず、ずっと車に隠していた…
と、説明しています。
◆3歳の姉
犠牲となった1歳男児には、3歳になる姉もいました。
姉の安否も心配になりますが、姉は無事であることが報道されています。
◆まとめ
遺体が見つかった現場は、JR阪和線の長居駅から150メートルほど離れた高架下のコインパーキングでした。
4月とはいえ、日光が当たる場所であれば、車内はかなり高温になっていた可能性もあります。
大阪府警は、死因の特定を進めるとともに、詳しいいきさつを調べる方針ですが、当然、殺人容疑を下に入れた捜査ということになるでしょう。
親になっても親になりきれない「子供大人」には、刑務所内での矯正教育を受けさせる必要があります。
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