2016年12月2日、神奈川・川崎市の多摩川で、少年が遺体で発見されました。
今回は、この少年と家族にスポットを当て、事件の背景を探ります。
◆全裸の18歳少年
この事件で犠牲となったのは、職業不詳の18歳の少年です。
12月2日の午後5時半前ごろ、
何かが浮いている
と、通行人から警察に通報があり、発見されました。
少年は、多摩川の岸から2メートルほど離れたところで、あお向けで浮かび、溺死していたということです。
発見時、少年は衣服を着けておらず、全裸の状態で、目立った外傷はありませんでした。
また、少年は18歳ですが、高校生ではなく、職業は不詳とされています。
◆少年の母親
犠牲となった少年は、横浜市に住んでいたとみられます。
発見された12月2日の午後8時25分ごろ、少年の母親が横浜・瀬谷署を訪れ、
息子と連絡がとれなくなった…
と、行方不明届を出していました。
この時すでに、少年は変わり果てた姿となっていたという事になります。
母親は、何か事件の予感を感じ取っていたのでしょうか?
◆少年の父親は?
少年の父親については、今のところ情報はありません。
事件を知った父親は、どういう思いでこの事件を見つめているのでしょうか。
◆まとめ
川崎・多摩川の遺体と聞いて思い出すのは、2015年2月に発生した「川崎市中1男子生徒殺害事件」です。
この忌まわしい事件では、13歳の少年の尊い生命が失われ、加害者となったのが18歳をはじめとした3人の少年でした。
この事件は、京急大師線の港町駅の近くで発生しています。
今回の事件の現場は、小田急線の登戸駅から北におよそ200メートル離れた場所なので、両地点はかなり離れた場所にあります。
警察は、事件と事故の両面で調べていますが、少年が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみています。
冬場に衣服を着けていなかったあたり、事件性は高いと言わざるをえないでしょう。
少年のご冥福をお祈り申し上げます。
◇追記
2017年10月、この事件の犯人と見られる男3人が逮捕されたことが分かりました。
男3人はいずれも21歳で、暴力団の組員。
少年を含む4人は知人であったという事です。
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