2016年12月19日、フジテレビの社会部記者に関するスキャンダルが明らかとなりました。
◆暴力団関係者に車の名義貸し?
今回の事件で問題となっているのは、フジテレビ社会部に所属する、31歳の記者のA氏です。
A氏は、情報収集の過程で知り合った暴力団関係者に頼まれ、高級車の購入について名義を貸すなど利益供与していました。
さらに記者は、取材対象者から2年間にわたって、都内の高級飲食店などで20回以上の過剰な接待を受けていたということです。
A氏は、警視庁担当、司法担当などを務めてきた人物で、9月に発生した横浜市の「点滴異物混入事件」では現場からリポート。
しかし、11月中旬には、取材の現場から外されていました。
《フジテレビ》
◆フジテレビ・社会部記者A氏の罪と罰
記者のA氏は、知り合いの暴力団関係者に頼まれ、高級車の購入について名義を貸すなどの利益供与をしました。
このような行為は、暴力団関係者との密接な関わりを禁じた「暴力団排除条例」に、明確に違反します。
違反すると、都の公安委員会が勧告を行い、従わない場合には実名が公表され、悪質な違反に対しては「懲役」や「罰金」といった罰則が科せられます。
◆過去の類似した事件
今回と類似した事件として、2016年、大阪府のガソリンスタンド経営者に対する韓国が上げられます。
この事件で、GS経営者は、GS敷地内に暴力団関係者の車を、5年以上にわたり無償で駐車させていました。
大阪府公安委員会は、GS経営者である50代男性に対し、府暴力団排除条例に基づく勧告を行いました。
また、組長にも利益供与を受けないよう勧告しています。
◆まとめ
フジテレビは、この取材対象者について
「反社会的勢力に属する人物かどうかは確認できていない」
としています。
しかし、暴力団を排除しようという機運が社会全体で高まるなか、報道機関としてあまりにもお粗末な行為ではないでしょうか。
フジテレビは、この事件についてすべてを包み隠さず視聴者に伝えるべきです。
それが、失われかけた信頼を取り戻す、唯一の方法ではないでしょうか?
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