横須賀・立体駐車場転落事故の『家族』~父・母・祖母・兄・弟

蜉蝣WORKS

2016年12月31日、神奈川県横須賀市の立体駐車場の5階から、乗用車が転落する事故が発生しました。

今回は、この車に乗っていた『家族』にスポットを当て、事故の背景を探ります。

◆横須賀・立体駐車場転落事故

今回の事故は、31日午後1時前、横須賀市小川町にある立体駐車場「サイカヤパーキング」で発生しました。


《事故現場の画像》

家族を乗せた乗用車は、バックのまま駐車場のフェンスを突き破り、5階から地面に転落したとみられています。

事故を目撃した人は、

車が宙に落ちていっている感じで、そのまま反対向きになったまま、ぐしゃっと…

と話しており、車は裏返しになって天井から地面に落ちたようです。

◆56歳の父親

この事故で、この家族の56歳になる父親は、死亡しました。

父親は、大手化学メーカーの「花王」の研究者であったようであり、化粧や表情に関する論文などを発表しています。

◆46歳の母親

この家族の46歳の母親も、事故の犠牲となりました。

母親も、父親と同じ「花王」の研究者のようで、シート状化粧料に関する特許などを出願しています。

◆81歳の祖母

この事故では、父親の実母に当たる81歳の女性も亡くなっています。

家族は世田谷に住んでいましたが、祖母は横須賀で暮らしていました。

祖母と年末を一緒に過ごそうと、一家4人が横須賀市を訪れていたということです。

◆10代~20代の兄

転落した車には、子供2人も同乗していました。

兄の方は10代とも20代とも報道されていますが、病院に運ばれて手当てを受けています。

重傷ということですが、幸いにも一命を取り留めました。

◆11歳の弟

最後に、この乗用車には11歳の弟も乗車していました。

車が落ちた直後、

痛い痛い、助けて!

と、弟の手が伸びており、人が集まってきて助け出されています。

弟は助け出されると、

お父さん、お母さん、お兄ちゃんが乗っている…

と、家族を気遣っていたそうです。

弟も重傷ですが、命に別状はありません。

◆まとめ

事故の現場は、京浜急行線・横須賀中央駅から約800メートル離れた繁華街でしたが、道路を歩いていた人などにけがはありませんでした。

事故現場では、アメリカ兵を含む10人くらいで車をひっくり返し、家族を救助したそうです。

駐車場には、高さ12cmの車止めのほか、高さ約60cmの柵と約1・2メートルのフェンスが設置されています。

事故原因は何なのか、車や駐車場の安全対策は万全だったのか、事故の解明はこれから本格的に進められます。

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