2017年4月14日、千葉県松戸市で先月、発生した殺人事件の犯人が逮捕されました。
今回は、犯人の家族にスポットを当て、事件の背景を探りたいと思います
◆ベトナム少女殺人事件
今回の事件が発生したのは、2017年3月24日。
千葉県松戸市の小学校3年生の少女が、学校へ登校するために家を出たまま、行方が分からなくなりました。
そして3月26日、千葉県我孫子市にある排水路で、少女は変わり果てた姿で見つかったのです。
少女はベトナム国籍を持つ、明るく人懐っこい女の子でした。
葬儀は松戸市内の斎場でしめやかに営まれ、同級生ら約500人が参列しています。
参列者によると、少女の3歳の弟は姉を探し、ベトナム語で何度も姉の名を呼んでいたそうです。
◆46歳犯人の職業や出身地は?
今回、逮捕されたのは、松戸市内の少女の自宅から300メートルほど離れたマンションに住む、46歳の男でした。
男はもともと松戸市の出身で、高校は柏市にある「千葉県立沼南高柳(しょうなんたかやなぎ)高校」を卒業しています。
現在の職業は、不動産賃貸業で、月に70〜80万円の収入がありました。
犯人の男は、4月14日の午前8時ごろ、警察に任意同行を求められ、顔を隠すこともなく報道陣の前に現れます。
しかし、報道陣の問いかけに応えることはありませんでした。
◆子供について
驚いたことに、犯人の男は、少女が通っていた小学校の保護者会の会長を務めていました。
ということは、犯人の子供が、少女と同じ小学校に通っているという事になります。
事実、男には小学校に通う2人の子供がいて、上が男の子、下が女の子。
男の子は少女と同級生でした。
犯人と同じマンションに住む女性によると、犯人は
とても子煩悩で温厚な人
という印象があるそうです。
◆妻とは離婚?
報道によると、犯人の男は、
(マンションの)一室で女性と小学生の子ども2人と暮らしていた。
とされています。
わざわざ「女性」と表現していますが、離婚した妻のことのようです。
実は犯人の男はバツ3。
最初に結婚した女性は当時16歳くらいで、子供も設けました。
しかし、結婚して1〜2年で離婚し、子供は相手が引き取っています。
続いて結婚した女性も、可愛らしい、幼いタイプの女性でしたが、離婚。
3人目の妻は中国人女性で、その女性との間に生まれたのが、現在、一緒に住む子供達でした。
いずれにしても、これから家族に向けられる目は、厳しいものとなるでしょう。
子供の名前はすでに、ネット上で拡散されているようです。
犯人は、犯罪を起こしてからも家族と、何食わぬ顔で普段通りの生活を送っていたのでしょうか?
家族は、犯人の男の変わった様子に気がつくことはなかったのでしょうか?
◆父親は資産家?
逮捕された46歳男は、自宅がある4階建てマンション1棟を所有する、不動産オーナーです。
マンションの住人の女性には、
父の遺産を受け継いだ
と話していました。
このことから、犯人の父親は資産家でしたが、すでに死亡していることがわかります。
◆母親と兄弟について
逮捕された容疑者の知人女性は、
(容疑者の)両親とも他界し、数年前には姉も亡くなっている
と証言しています。
母親と兄弟(姉)も亡くなっているのですね。
容疑者の男は、同世代の友人もほとんどいなかったということであり、「孤独」だったのでしょう。
◆まとめ
奇しくも、事件の発生から逮捕までの3月・4月は、人との別れと出会いの季節。
保護者会の会長を務める犯人も、小学校の卒業式や入学式で、祝辞を述べていたそうです。
本来、別れる必要のなかった少女の命を奪った自身の卑劣さを、どのような言葉で覆い隠していたのでしょうか?
犠牲となった少女のご冥福をお祈り申し上げます。
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