こんにちは、カゲロウです。
南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が、はじめて日本に上陸したとして問題となってるね。
今回は、ヒアリの特徴や見分け方、天敵の存在などの生態をまとめていきたいと思う。
◆ついに日本に上陸
ヒアリはもともと、南米中部で生息していたんだけど、1900年代前半に貨物船を介してアメリカに侵入。
2000年以降はオーストラリアや東南アジア、中国などに広がった。
日本では、2017年5月20日、神戸で陸揚げされたコンテナから女王アリを含む500匹以上が発見。
その後、名古屋、大阪、東京の港でヒアリが確認されている。
◆ヒアリの特徴
ヒアリは漢字で書くと「火蟻」。
強い毒性を持ち、ヒアリに刺されると名前のとおり、火傷のような激しい痛みにおそわれるらしい。
在来種のアリを駆逐し、農作物を食い荒らすなどの被害を出してしまうんだけど、やはり一番問題なのは人間に襲いかかること。
アメリカでは年間1000万人以上が刺され、うち8万人がアナフィラキシーショックを引き起こし、約100人が死亡していると言われている。
別名「殺人アリ」と言われるゆえんだね。
驚きなのは、強い繁殖力。
女王アリは雄アリとの1度の交尾で一生分の精子をため込み、1日最大2000~3000個の卵を、7年間毎日産み続けるのだとか(゚д゚;)
2000個×365日×7年間=511万個
少なく見ても、500万個を超える卵を産む計算になる…
うかうかしていると、そこら中ヒアリだらけになってしまいそうだよね。
◆ヒアリの見分け方
ヒアリの個体の色は赤茶色で、腹部は黒っぽい赤色、体長は2mmから6mmと大きさにばらつきがある。
お尻に毒針があるくらいまでは見分けがつくかもしれないけど、そのほかは
- 複眼は個眼が15個以上
- 触覚は10節に分かれる
- 頭盾前縁中央部に突起あり
- 触覚の先端はこん棒上で2節
- 前伸腹節にトゲや突起はない
- 腹柄は2節になっている
と、とてもシロウトには判別不能(>_<)
しかし、そんなシロウトさん達に朗報!
2017年7月から「ヒアリ警察」というアカウントがTwitterに登場し、
これはヒアリですか?
と画像付きで送れば、
ヒアリではありません。トビイロシワアリです。日本で最も普通に見られるアリの一つです。
という具合に、ヒアリかどうかを判定してくれるのだ。
「ヒアリ警察」さんが、どういう人なのかは知らないけど、リプライを見る限り、かなりの専門知識をお持ちの方。
悪ノリしたユーザーが
これがヒアリですか?
といって、元プロ野球選手の森本稀哲(ひちょり)選手を送っても、
ヒアリではありません。ヒチョリです。通算で見るとそれほどでもないですが、怖いバッターでした。
と、優しく返信してくれている(*^_^*)
◆天敵はゾンビバエ
こんな最強のヒアリだけど、天敵も存在するのだとか。
それは「ゾンビバエ」と呼ばれるノミバエの一種。
ゾンビバエは、腹部のトゲをヒアリの体に突き刺して、一瞬で200個の卵をヒアリの体内に産みつける。
そして孵化した幼虫たちは、ヒアリの体液を吸って成長すると頭部に移動し、脳を食べてヒアリを息絶えさせるのだとか。
聞いただけでグロいね…(~_~;)
アメリカでは、このゾンビバエに目をつけ、ヒアリの駆除実験をしてるんだけど、ヒアリが膨大に増殖してしまっているので、根治には至っていない。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、ヒアリという強烈すぎるキャラクターは、和を重んじる日本には合わないようだ。
さっさとお引き取り願いたいね、加計、森友…ただでさえ日本は課題が山積みなのだから(~_~;)
コメント
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