こんにちは、カゲロウです。
実は4月から電車をやめて、自転車通勤を始めました。
運動不足だし、自転車でも30分かからない距離だからね。
しかし、毎日ガッツリ自転車に乗ってみると分かるんだけど、自転車の交通ルールってホント曖昧だよね。
他の人たちは、理解してるんだろうか?
いや、とてもそうは思えない人も走ってる…(^_^;)
今回は自転車の交通ルールについて、疑問に思ったことをまとめたんで、参考にして欲しい。
◆歩道は走れる?
まず自転車は、基本的に車道を走らなければならない。
この時点でダメダメな人が結構いると思う。
歩道を「我が物顔」で走って、歩行者に「チーン!チーン!」なんて鳴らしている人を見かける。
逆に車道を走っていると、
“歩道を走れよコルァ…”
という視線を送ってくるドライバーも。
“嗚呼、自転車はどこを走ればよいのだろうか…”
と迷うことなかれ、歩道ではなく車道を走るのが正解なんだよね。
【罰則】3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
◆歩道は右側通行なの?
しかし、話はそう単純でもなくて、「自転車通行可」の標識が出ている歩道は自転車が走ることが許される。
あと、13歳未満の子供と70歳以上のお年寄りは、どこの歩道でもOKだ。
この場合、歩道だから右側通行が原則なのだろうか?
正解は、歩道の中の「車道寄り」の部分を走らなければならないらしい。
さらに歩道は「歩行者優先」。
間違っても歩行者に「チーン!チーン!」なんて鳴らさないように。
スピードを出して歩行者を追い越すのもルール違反だから気をつけよう。
バッチリ罰則がついてくるからね。
【罰則】2万円以下の罰金または科料(かりょう、少額の罰金のようなもの)
◆必ず歩道を走らなきゃいけない?
もう一つ疑問なのは、歩道が「自転車通行可」になっている場合は、必ず歩道を走らなきゃいけないのだろうか?
自転車通行可と言うことは
“自転車は歩道を走ってもいいよ”
ということだから、歩道を走ってもいいし、車道を走ってもいいのだろうか?
答えは「どちらを走っても良い」。
道路交通法では、「自転車専用道路」がある場合は、自転車は車道を走らずに専用道を走らなければならない。
でも、「自転車通行可」の道路に関してはそんな規定はないから、どっちを走ってもいいんだって。
車道や歩道の広さ、歩行者の状態などをみて、安全でスムーズな方を走るようにしよう。
◆車道は絶対に左側通行!
今度は原則どおり車道を走る時なんだけど、これは左側通行をしなければならない。
たまに車道の右側を走ってるヤツがいるけど、車から見たら危なっかしいのなんの…
車が逆走してくるみたいなもんだからね。
それに、元々バイクは車道の左側を走ってるから、自転車が右側通行したら正面衝突するよね。
絶対に止めましょう。
【罰則】3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
◆信号はどっちのを見れば良い?
この間、実際にあったんだけど、歩行者用信号は「赤」で、車の信号は「青」だったんだよね。
“あれ、どっちを見ればいいんだ?”
と迷いながら車の信号に従ったんだけど、それで良かったんだろうか?
正解は、「場合による」と言うことになるのかな。
原則は、自転車は車道を走るものだから、車道の信号に従う。
例外的に「自転車通行可」の歩道を走る場合は、歩行者用の信号に従うことになる。
分かりにくいのは「歩行者・自転車専用」の表示がある信号。
この場合は、車道を走っていても、「歩行者・自転車専用」の信号に従わなければならないらしい。
しかし、「歩行者・自転車専用」の信号は歩行者用信号に似ているから、常に歩行者用信号も見てなくちゃいけなくなるよね。
このルールは今ひとつだと思いますよ、お巡りさん。
◆イヤホンは違反?片耳ならOK?
少し前、左手にスマホ、右手にドリンク、片耳にイヤホンをした状態で自転車に乗り、歩行者を死亡させた女子大生がいた。
《2017.12.15 産経新聞より》
スマホやドリンクを持って運転しちゃダメなのは当たり前なんだけど、イヤホンはどうなんだろうか?
女子大生みたいに「片耳」だったら許されるのだろうか?
実はイヤホンについては、ルールが曖昧になっている。
道路交通法では
“安全運転に必要な音や声が聞こえない状態での運転”
が禁止されている。
イヤホンが良いとか悪いとか、片耳だったらOKだとか、そう言う基準ではないんだね。
片耳であっても外の音が聞こえなかったら道交法違反となるし、両耳でも音が聞こえればOKなんだろうね。
でも、両耳にイヤホンしてたら、普通は音楽聴いてるんだろうから、お巡りさんに注意される可能性が高いと思うよ。
◆ヘルメットは法律で義務化?
自転車のヘルメットは、永遠の課題。
子供のころは「かぶんなさい!」と言われて、男の子も女の子もドカチンみたいなヘルメットをかぶらせられた。
大人たちは誰も、あんなカッコ悪いヘルメットをかぶってなかったよね。
あのダサいヘルメットが、こんにちのヘルメットの普及を妨げていると思う。
当時の大人たちは、この点を海より深く反省して欲しい。
さて、現在のルールはどうなっているかというと、道路交通法では、
“13歳未満の子供を自転車に乗車させるときは、保護者がヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない”
という努力義務に留まっている。
さすがにドカチンヘルメットはほぼ存在してないようだけど、今の主流の流線型のヤツもどうなのよ。
レーシングウェアなら合うけど、高校の制服とエイリアンみたいなヘルメットの、まあ合わないこと…
道路交通法では子供の努力義務に留まっているヘルメットだけど、自治体が条例で大人についても努力義務にしているらしい。
ルールを定めるのは簡単だけど、ドカチンヘルメットを強要していた時代と同じやり方では、逆効果だと思うけどな。
◆ライトを点けないバカヤローがいるが…
自転車が夜間、ライトを点けるのは、自分の身を守るためにも当たり前の行動だ。
にも関わらず、無灯火でけっこうなスピードで走るバカヤローがいる。
自転車のライトに法的義務はないのか?
調べたら、やっぱり夜間のライトは法的な義務がある。
違反したら5万円以下の罰金だ。
これ、お巡りさんが見つけたらいいんだけど、我々でも無灯火を見つけたら、捕まえていいのかな?
刑法には一般人が現行犯逮捕できる規定があるよね、道交法では無理なのかな…?
◆まとめ
という訳で今回は、自転車のルールについてまとめてみました。
クルマに比べたらまだまだ違反が多いと思われる自転車の運転。
そもそも、ルールが徹底されていないことも原因だよね。
免許制度がないから難しいのかな、でも、免許制になったらそれはそれで面倒だよね。
国に強制される前に、自分たちで正しいルールを身に着けていきましょう(^o^)丿
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