2018年7月20日、アパートの一室から、コンクリート詰めの遺体が見つかるという事件が発生しました。
この部屋に住む家族に、一体何があったのでしょうか?
◆茨城かすみがうら・コンクリ遺体事件
事件が発覚したのは、茨城県かすみがうら市稲吉東にあるアパートの一室です。
比較的新しいアパートの一室で、間取りは2LDK。
この部屋には、33歳の夫と44歳の妻、そして3人の子どもが住んでいました。
7月18日、この部屋からコンクリートの塊が見つかり、20日になって服を着た状態の遺体が発見されました。
◆行方不明の33歳夫
事件の始まりは、2018年3月9日。
“33歳の夫と連絡が取れなくなった”
と、妻から警察に行方不明届が出されたのです。
夫を知る人の話では、
“おとなしそうな旦那さん”
という人物だったということです。
しかしその19日後、今度は妻から市役所に、離婚届が提出されています。
筆跡などに不審な点があったことから、警察が調べたところ、離婚届は偽造されていたことが発覚。
警察は有印私文書偽造などの疑いで、妻を逮捕しました。
◆44歳派遣社員の妻
逮捕された妻は、夫より11歳年上の44歳。
職業は派遣社員として働いていました。
警察は、妻の不審な行動をいち早く察知したのでしょう。
7月18日、妻を逮捕すると同時に、自宅の家宅捜索を行います。
捜査員が、
“旦那はどこだ?”
と尋ねたところ、妻は観念したのか
“ここにいる”
と指をさし、その方向にあるクローゼットの中から遺体が見つかりました。
妻は男性の遺体の遺棄や殺害についても、ほのめかしているということです。
妻を知る人らによると、
“結構、自転車で行動しているお母さんだった”
“肝っ玉母ちゃんのイメージだった”
“ガタイが普通よりいいから目立つ”
“(子どもの先生に)ズバズバ言ったり、(子どもに)コラッと怒ったり”
という人物だったようです。
◆実は3度目の結婚、元夫は?
実は、犯人の妻は、遺体で見つかった夫を含め、これまでに少なくとも3人の男性と結婚していることが分かりました。
2番目の元夫は、犯人の妻について、
“わがままというか自己中心的。借金あることも言わずに、最後どうにもならなくなったから、カードと子供たち置いて自分だけ出て行って”
と証言しています。
◆3人の子供、他にも子供が?
(おそらく)殺害された夫と(おそらく)犯人の妻の間には、12歳の娘と、4歳になる双子の男の子がいました。
妻は夫がいなくなってからも、遠足などの幼稚園のイベントには参加していたそうです。
近所の人は、
“子どもがかわいそう。こないだのお祭りにも来ていた”
などと話しています。
先ほどの元夫の証言によると、他にも子供がいるようですね。
◆まとめ
警察の捜査が続いていますが、おそらくは気が強く身体も大きな妻が、おとなしい夫を殺害してコンクリ詰めにしたのでしょう。
しかし、おとなしい夫を支配していたのならば、殺害しなくても良さそうな気がします。
“日ごろから夫に対して不満がたまり、ケンカしてカッとなって…”
というありがちな図式が、今回は当てはまらない気がするのです。
背景にあったのは金なのか愛憎なのか…
いずれにしても捕まってしまえば、何も手に入らないことに、今ごろ気がついていることでしょう。
犠牲者の方のご冥福をお祈り申し上げます。
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