2018年3月、農業アイドルだった大本萌景さんが亡くなった。
死因には所属事務所からのパワハラがあったということで、大きな問題となっている。
今回は、萌景さんを取り巻く疑問点について整理していこう。
◆プロフィール
大本萌景さんの簡単なプロフィールはこちらだ。
【プロフィール】
名前:大本萌景
生年月日:2001年10月23日
没年月日:2018年3月21日(享年16歳)
血液型:O型
身長:154cm
所属グループ:愛の葉(えのは)Girls
『愛の葉Girls』とは、愛媛県松山市を拠点に活動する日本のアイドルグループだ。
コンセプトは、
“日本の美味しい「食」、日本の安全な「食」を推進する『農業アイドル』”
地方と時代の流れを組み合わせた、良いコンセプトなんだけど、どこかで歯車が狂ってしまったのかな。
◆名前の読み方
大本萌景さんの読み方は、「おおもと・ほのか」さん。
キラキラネームという訳でもないが、学校の先生なんかは、一発では読めなかっただろう。
◆ウィキペディアがない?
大本萌景さんのプロフィールを探すと、そもそもプロフィールの定番である個人のウィキペディア・ページがない。
ウィキペディアって、どういう基準で掲載されるんだろう?
ウィキペディアの掲載基準を読むと、掲載されるには、
“百科事典の記事として言及するにふさわしい価値が必要です”
と書いてある。
ウィキペディアはその価値を「特筆性」と表現しているが、生前の萌景さんには、客観的に「特筆性」が足りていなかったのだろう。
しかし皮肉なことに、亡くなった後にパワハラが大きく取り上げられたことで、萌景さんの知名度は上がり「特筆性」は充足したと考えられる。
個人のウィキペディアページが作成されるのは、時間の問題だろう。
◆ブログで知るアイドルの虚像
大本萌景さんは、ブログを書いていた。
2016年7月からブログを始め、亡くなる直前の2018年3月まで118記事を入れてるから、なかなかの更新頻度だ。
もちろん、個人の意思だけで書いているブログではないだろう。
もしかしら、事務所との契約に
“月に〇件以上ブログを更新すること”
と書いてあるのかもしれない。
特に萌景さんのような地下アイドルにおいて、ブログによる情報発信は、ファンとの貴重な接点となるから重要だ。
それにしても最近のブログ記事を拝見しただけでも、10代の少女アイドルの充実ぶりが前面に出ている。
テレビで放送されている「深い悩み」や「事務所との確執」など微塵も感じられない。
当たり前と言えば当たり前なんだけど、これがアイドルのブログの限界なんだよね。
自分名義でありながら、自分の意思を1ミリも発信することができない。
今さらながらアイドルの虚像を、萌景さんのブログに見たような気がする。
◆まとめ
大本萌景さんが亡くなる直前の2018年3月のブログには、「東日本大震災」の被災者を思いやる記事も書かれていた。
これも事務所の指示なのか?
いや、そうは思いたくない。
愛媛から遠く離れた東北の被災者を思いやることができるから、それだけの感性があるから、人一倍思い悩んでしまったのだろう。
今ごろは天国で、東北の犠牲者たちとの交流が始まっていることだろう。
ご冥福をお祈り申し上げます。
◇編集後記
大本萌景さんにとって、遺作となってしまったシングル曲はこちら。
亡くなる1年前の萌景さんは、胸いっぱいの夢を、歌と踊りに代えようとしていたのでした。
コメント
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